ネットのごく一部で流行っている言葉や画像(ミーム)を解説するウェブサイト

「学術たん」はどこから流行り始めたのか?

どうも^σ^,油性すらいむ @oily_slime です。

Twitterでさまざまな学術たんを見かけます。「学術たん」って誰がやっていたものなのか知ってる?

 

学術たんとは

「XX(分野名)たん」の名前を使い、その分野のことを、キャラになりきってつぶやいている人。学術たんとは、そうしたTwitterアカウントの総称です。教科botとも。

教科botたん さんによる subject_botsというTwitterのリストでは、学術たんを含む250を超えるアカウントが登録されています。

Togetter では、学術たんについて50件を超えるまとめが作られています。学術たんはどうあるべきなのか。そうした議論が学術たんの間で起こることもあるようです。

 

もともとは学術たんではなく、さぶじぇくたん

最初に姿を表したのは
物理たん、地学たん、生物たん(自分の管轄)、化学たん、漢文たん、倫理たん、英語たんである(数学たんは挫折したが、アカウントを削除すると別の人が新たに2つほど作った模樣)。これらはすべて2011年度受驗を控へた開成高等學校の生徒によって作られたものである。同時に「イカんぶん娘」(自分の管轄)といふのも作られてゐた。

引用元:twitterで増殖中の「さぶじぇくたん」 – trynの日記

 

 

僕は3つのことに驚きました。

1.特定の人たちによって運営されていた。

開成高校と言えば、あの有名な進学校の!10に近い数の学術たんが生み出され、すべて開成高校の生徒のみによって運営されていた時期があったのです。

現在は、もはやそうではありませんね。色々な人によって運営される、色々な学術たんが存在しています。

 

2.「さぶじぇくたん」という呼称があった。

ここでは初期のメンバーを”さぶじぇくたん”と呼んでいます。現在ではすっかり”学術たん”という通称です。ググる時も、”学術たん”、”教科たん”という単語で調べます。”さぶじぇくたん”という呼び方が広がらなかったのは何故なんだろう。

 

3.初代「さぶじぇくたん」である物理たんが、物理”たん” であったということ!

物理たんを作った人は、物理の勉強が苦手だった。物理たんという女の子がいて、癒してくれたら物理をやるのに。そう考えたそうだ。

元は、物理という学問を擬人化したのではなかったんです。自分を癒してくれる空想上の女の子。まさに、物理”たん”ですね。

物理たんを発想した方が、OSたんを参考にしていたのかどうかが気になります。他にも色々”ナントカたん”ってキャラがいましたね。詳しくないのですが。

 

追記

物理たんが初代であったかどうかについて。

記事を投稿した後に、法学たんさんから、ご指摘を頂きました。

https://twitter.com/Juris_tan/status/516183081108004864

リンク先は、学術たんを含むアカウントの稼働開始日時が一覧になっています。教科botたん さんによるものです。

それによると、 政経たんさんが一番はやくTwitterを開始(2010年4月)していて、倫理たんや世界史たんが後に続いた(2010年6月)ことになっています。ですが、学術たんとしての運用日時は、政経たんさんの方が後です。

作った経緯は、倫理たん(@rinritan)や世界史たん(@sekaishitan)があるのに政経についてのbotがなかったためです。見切り発車として2010年5月頃に始めましたが、なんとか今まで続いています。

 

引用元:政経たんについて – 政経たん日記

政経たんさんのアカウントとしては5月に取得してあったが、運用としては7月からだった。

 

少し複雑ですね。

まとめると、物理たんが初代であったことは事実だったと言えるでしょう。

 

おわりに

僕と学術たんとの出会いから今までの話を少し。

Twitter上の自動投稿するアカウント(bot)の存在を知ったときに、学問的なことをつぶやいてくれるアカウントはないのか。確か、それを調べていて学術たんに出会いました。僕が調べたときには、既にそこそこに学術たんの種類が増えていた。もともと誰がやっていたか。そのときは、それを気にすることはありませんでした。

その後、あるとき。リアルで学術たんの話をしている、同じサークルの人がいた。偶然です。どうやら有名な進学校の人が知っているらしい。学術たんは、どんな人がやっていたのか。どんなエピソードがあったのか。そのときから、気になっていました。

今回は、知っていそうなTくんに話を聞く機会があったので、記事を書いた。Tくんありがとう。そんな感じです。

お読みいただきありがとうございました.あなたの反応をお待ちしています!それでは^σ^.