「友達は居たほうが、人生楽しいよ」
子供の頃、このことになかなか納得することができませんでした。友達とか、面倒臭さしかないじゃんと思っていました。
今の僕がその頃の自分を納得させるなら、「コミュニケーションを取ることで変化のある人生を送る楽しさがある」ということを伝えたいなと思います。
プライバシーを大切にするほどに、人は孤立する。
都会に住んで居ると、隣の家に住む人の人となりを知らなかったり、何も言葉を発さなくても買い物ができたりします。
このように、コミュニケーションを取らないことはとても楽なことです。
僕も、このメリットの大きさから、昔は人付き合いの一切を取り払おうとしていました。
孤立すると、なかなか自分の考えを変えることができなくなる。
コミュニケーションの少ない生活は気楽なのですが、その分頭を使いません。
意思疎通をすることがなければ、相手の気持ちや考えを想像したりする能力が弱まって、やがては自分自身の気持ちを考える力さえ弱まっていってしまいます。
人に自分の考えを批判されることもないため、考えが凝り固まってしまいやすいです。
自分の考えが否定されると、辛かったり怒ったり悲しくなったりしますが、そういう感情の動きが自分の考えを先に進めるためには必要だと思います。
人とやりとりをすることで、変化を生み出して賢くなる。
僕は、昔に比べてコミュニケーションが好きになってきました。苦手であることには変わりませんが。
相手と考えていることをやりとりして、新しい考えにたどり着くことの楽しさに気づいてしまったのです。
そのことに気づいてから、人付き合いをすることは義務ではなく遊びなのだと思えるようになりました。
ゲームや勉強も、人とコミュニケーションを取ることでより深く進めていくことができると思います。ひとりで黙々と取り組んでいても、学習は遅くなります。誰も間違いを指摘してくれないので、自分が見落としてしまったミスは決して修正されません。よほどの思考能力がない限り、情報交換をしたほうがすぐに賢くなることができます。攻略情報を共有したり、教え合ったりすることで、より多くの楽しみが得られるはずです。
僕は自分が楽しければ寂しい人生を送ろうが気にならない性格なのですが、つまらないままの人生にはとても耐えられません。どうせ生きているなら楽しいことをしたい。変化のある人生を送りたい。
そう考えると、コミュニケーションを拒絶するよりは、ほどほどに取り入れていくことで自分自身に変化をもたらしていくのが効果的だよなあと思います。
実際、この1年くらいはそれまでよりも人に会うようになって楽しい人生を送ってます。このブログもひとつのやりとり。
この文章が、人付き合いを楽しむきっかけになれば幸いです。
それではまた。