どうも、木村(@kimu3_slime)です。
4月下旬に、東京から高知の嶺北(れいほく)という地域に引っ越します。
そのために引越し先のことをGoogle Mapで調べていたら、驚いたことがありました。
ぼくが今まで住んできた地域には森林が少なかったけれど、日本全体で見ればむしろ森林の地域の方が多いということです。
緑色の日本
以下に、Google Mapで日本全体を表示させました。僕たちは、こういう白色の地図が見慣れているかと思います。
引用:Google
しかし、人工衛星から撮影した画像(Satellite)で見ると……。
引用:Google
このように、全体として緑色になっていることがわかります。
今住んでいる東京は森林が少なく、ほぼ白色に見えます。出身地である群馬県の高崎市も、山は近いですが白色です。薄い緑色は、田畑でしょうか。
引用:Google
京都、大阪、神戸など、人が集中している都市部は白色になっています。一方で、そこ以外の地域に目を向けると、かなりの割合で緑色になっていることがわかりますね。
引用:Google
高知県。高知市、南国市などを中心に、海の近くに町が広がっています。
引用:Google
四国の中心部にある、嶺北地域。大豊町、土佐町、本山町、大川村の4町村からなっています。高知市の北にある嶺(みね)で、嶺北ですね。
(参考:れいほく田舎暮らしネットワーク)
引用:Google
さらに拡大します。四国を東西に流れる吉野川沿いに、本山町役場、土佐町役場があり、町が広がっているんですね。
画像右下にみねるうねうねとした地形は、傾斜のある土地に作られた田んぼ、棚田です。
引用:Google
日本の国土の3分の2は森林
引用:総務省統計局
Google Mapを見て、ぼくはあまりの緑の大きさに驚きました。国土交通省の土地白書によると、日本の国土の66.3%、すなわち3分の2は森林です。
今まで住んできた群馬県の高崎市や、東京の目黒区は、日本の3分の1の風景だったのです。森林がある場所に比べると、都市部は特異な場所だったということに、初めて気づきました。
引用:Global Forest Resources Assessment 2015
国際連合食糧農業機関(FAO)のGlobal Forest Resources Assessment 2015によると、世界中の土地において森林が占める面積は、54%となっています。つまり、日本は世界的に見ても森林が多い国ということです。
気になったので、ぼくが住むことになる日本の都道府県の森林面積の割合を計算してみます。
データについて、森林の面積は林野庁の平成27年版 森林・林業白書、都道府県の面積は統計省総務局の日本の統計からもってきました。数字の単位は、1km^2です。
群馬県: 4240/6362 =66.6%
東京都: 790/2106=33.7%
高知県: 5970/7104=84.0%
群馬県は日本の平均程度で、東京と高知はそれぞれ平均から大きく外れています。
なるほど、東京に住んでいれば、森林が3割という感覚は間違っていないわけですね……。
たまには、俯瞰的な視点で住む場所のことを考えてみると面白いですね。
木村すらいむ(@kimu3_slime)でした。ではでは。