とりあえずやってみることが好きだ。
けど、昔はそうでもなかった。
なんでだろうか、ちょっと考えてみた。
調べて考えることで、すべてが学べるという思い込みが過去のぼくにはあった。
書き出してまとめれば、自分のすべてがわかって、未来のことも決められるだろうと思っていた。
それは無理だとわかったし、もっと効率の良い方法があるんじゃないかという気になってきた。
ぼくの人生を振り返って、ターニングポイントになっているなと思うのは、不安にかられて何かやってみた経験だ。
何が起こるかわからない状況に飛び込んだ時が、一番衝撃を受ける。
その衝撃を受けた時は、心に衝撃を受けて、ちょっとつらいなと思うこともある。
ただそのつらさの質が、頭のなかにあるぼんやりとした先の見えなさと、体験によってリアルに思い浮かべられるものとでは、違うのだ。
焼き付いた思いが、多くのことを学ぼうとするぼくを生み出していく。
だからかな。やってみることが好きなのは。