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外でスマートフォンをできるだけ使わないようにすれば、今あなたが本当に関心をもっていることに気づくことができる。

最近、外でできるだけスマートフォンを使わないようにしている。

どの機能を使わずに生活できるのか、試してみたいからだ。

数十年前や、数百年前の人の生活を思い浮かべてみる。

その頃に生きていた人は、今ほどに何かの情報媒体に依存せずに物事を考えていただろう。

その暮らしに、できるだけ近づいてみたい欲求に駆られる。

 

大した意味を見出していないのに、つい触っていませんか

iPhone を携帯していると、つい、空き時間に画面を開いてしまう。

Twitter, Facebook, mail,LINE などのコミュニケーションサービス、Safari, Feedly, Evernote など何かを読んだりするためのサービス。

電車に乗ったり、信号待ちをしたり、人を待ったりするときに、大してそれに時間を使いたいとは思っていないのに確認してしまう。

 

スマートフォンを使わない代わりに、ただ何もせず休む

開いた時間の代わりに何をするかと言えば、何もしない、休むのだ。

待ち時間は、何も見ずに、ただこの先何をするかなどを、ぼんやりと考えるようになった。

慣れないうちは、退屈になり音楽を聞いたりアプリを開いたりしてしまったことがあった。それも、一週間ほど継続することによって精神的な習慣が変われば、触らなくなる。

 

何もしていないと、勝手に考えるようになる。

どうして、携帯にかける時間を減らそうと思うようになったかと言えば、何も見ずに考える時間が楽しいからだ。

外から指示されることなく、休みたいときに休み、目に留まったものを見て、考えたいことがあるときは考える。

何もしない退屈に耐えることは苦痛に見えるかもしれないが、何もしないでいると別のこと、つまり考えることを勝手にするようになる。

 

情報媒体の文脈を無視することで、今の自分の関心があることが見えてくる

iPhone やパソコンや本を読みながら考えているときは、目の前にある文章に気をとられて、そこにある考えに染まりやすい。つまり、既に出た考えと常に比較をしながらものを考えることになる。

それと対照的に、外出した時の空き時間にぼんやりとしているときは、脈絡を無視してものを考えるようになる。継続した積み重ねがない代わりに、今の自分が何に関心があるかを、よく自覚することができる。

 

意識して、情報摂取から離れた時間をとってみませんか

独特で尖った考え方をもちたいならば、何の情報も受け取らずに考える時間が必要なのだと思う。

もちろん、情報を取り入れる時間をもつことも必要だろうが、検索サービスやSNSの整備された時代、それは十分ではないだろうか。

この文章を読んで少しでも興味をもったら、ぜひ、外でできるだけスマートフォンを使わない生活を、試してみてはいかがだろうか。