行動経済学の入門書「不合理だからすべてがうまくいく」感想

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図書館。ぼくは図書館によく行きます。

元気なときは、あまり良く知らない分野の本棚をふらふらーっと見て、面白そうな本を探しています。

ある日、仕事とかお金とか、そんなことに関する本棚を見ていました。経営とか経済学とかだったかな。

そして、ある本にピタッと目が止まります。

 

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不合理だからうまくいく、ってどういうこと?

不合理だからすべてがうまくいく―行動経済学で「人を動かす」
ダン・アリエリー Dan Ariely
早川書房
売り上げランキング: 144,592

不合理、なんとも興味深い単語です。

目次をパラパラ見るとこんなワードが目に入ります。

なぜ巨額のボーナスに効果があるとは限らないのか

イケア効果

なぜ「自分」のアイデアは「他人」のアイデアよりいいのか

なぜわたしたちは困っている一人は助けるのに、おおぜいを助けようとはしないのか

うわっ、これ面白い本だな。ということで読んでみました。

 

事例が面白いので読み続けてしまう

刺激的なエピソードや、「よくそんな実験を思いついて実行に移すなあ」と思うような面白い実験が多く紹介されるので、読み続けてしまいます。

「ち、ちょっと、なに壊してるんだよ?」。チャドは戸惑い、驚いていた。

「なあに、ただの手順さ」。ショーンは説明した。「きみがもう一体バイオニクルを作るときのために、ばらしておかないとね」

 

次の日、朝一番でアウディの顧客サービスに電話した。顧客サービス担当者に、このできごとをできるだけ生々しく、臨場感をこめて説明した。迫り来るトラック、高速道路を降りられない恐怖、同乗者が居てその生命をこの手に握っていたこと、エンジンがちゃんと動いていない中で車を操縦するむずかしさを、こと細かに語った。ところが、電話の向こうの女性は、まるで原稿を読み上げるような棒読み口調で、小馬鹿にしたようにこういったのだ。「ご不便をおかけして、申し訳ありません」

 

そうしているうちに、ハッとするような結論に辿り着くんですよね。

おもちゃ箱であれ、新しい電力源であれ、新しい数学の定理であれ、何かを生み出す時、わたしたちにとっていちばん大切なことは、自分がそれを生み出したということだ。自分が生み出したものである以上、ほかの人が考えた、似たようなアイデアよりも、有用で重要なはずだと思うのだ。

 

どんな景色が見えるか

「人って合理的な行動を必ずしもするわけではないんじゃないか」ということを実験を交えながら論証していきます。

1.わたしたちには、不合理な傾向がたくさんある。
2.わたしたちは、こうした不合理性が自分におよぼす影響を、自覚していないことが多い。つまり、自分が何に駆られて行動しているのか、よくわかっていない。
だからこそわたしたちはーーつまりあなたも、わたしも、企業も、政策決定者もーー直感を疑ってかかる必要がある。

疑いをかけるためには、自分なりの実験を行ってみようと著者は主張して本は終わります。

あなたが自分の直感に疑いをもち、よりよい決定を下すために、自分なりの実験をやってくれることを、心から願っている。

 

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合理性に合わない悩みが人間らしい

大事だとわかっているけれど、できないことはありませんか。

「どう考えても得しないけど、報復してやりたいんだ」と思ったことはありませんか。

合理的に考えて行動しないのは、あなただけではない、ということがこの本を読むとわかります。

立ち止まって、人間について考えてみたいあなたに、ぜひ読んでいただきたい本です。

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