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TeX の出力に苦労している人は「LyX」を使うと簡単ですよ

理系の人の多くはTeXについて聞いたことがあるでしょう。

数式を用いる論文を書くなら、ほぼ必ず使っているはずです。

今回は、その TeX の出力で困っている人向けに、とりあえず簡単に動かせる選択肢として、「LyX」というプロセッサを紹介します。

 

TeXとは?

x^p ではなく、\( x^p\) という風に、数式をきれいに出力するためのマークアップ言語。

フリーソフト・オープンソースで、様々なパッケージが配布されています。

市販の本で配布されていたり、大学のホームページだったり、個別にかき集めてきたり。

 

使おうとすると苦労する

TeXを使うためには、TeX本体、エディタ、出力のためのソフトが必要になります。

特に、TeX本体のインストールは慣れていないと失敗することがあり、苦労された方も多いのではないのでしょうか。

アウトプット時になってわかるエラーが、インストールの不具合なのか、TeXファイルの不具合なのかがわからなかったりします。

実際、ぼくは環境を整えるのに苦労したし、知人に聞くと苦労話を聞くことが多いです。

 

「LyX」は安定した選択肢

そんな中、とりあえず TeX を使うなら、「LyX」というプロセッサは Windows でも Mac でも問題なくインストールして使える簡単なソフトであると経験から思っています。ここ2-3年はこれを使っていますが、安定してます。

Lyx – 文章プロセッサ 日本語版のホームページはこちら。

TeXのインストーラは、そこで紹介されているものを使えば失敗しないです。

 

入力画面はこんな感じ。ほぼワープロですね。

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出力は PDF でこんな感じ。

Screen Shot 2015-02-27 at 2.20.14 PM

 

TeX 初心者の人で記号の出し方がわからないときは、ボタン選択式の入力補助があります。

Screen Shot 2015-02-27 at 2.03.57 PM

 

ね、簡単でしょう?

このように、LyX はMicrosoft Word が使える人なら使えます。

TeX のコードが見えなくなり、階層立てて書いている意識がなくなるのはデメリットではないか、と思う方は他のプロセッサを使えばいいでしょう。

特にこだわりがなく、TeX 入門に迷ったら、ぜひ LyX を試してみてはいかがでしょうか。