ぼくが面白くてこれからもずっとやっていきたいこと、話を聞いて調整することについて考えてみました。そのことについて書きます。
人から反応をもらう楽しさを支えたい
人から反応が返ってくることは面白いです。ぼくは人と話すことが好きだけれど、それは濃い反応が返ってくるからなのだと思います。
何か仕事をして、その反応が直接人から返ってくるときは、人として嬉しいものです。つらいことであっても、「ありがとう」と言ってもらえるときがあれば、役に立っていることがわかる反応があえれば、またやりたくなってしまうものではないですか?
そのような、人が人から反応をもらって嬉しいなと思えるような環境、を支える手伝いをして生きていきたいなと思います。
よい反応を受け取る手伝いとして、調整をする
人と人とのやりとりを応援するために、ぼくは調整役になっていることが多い。
調整とは、例えば、話が噛み合わずにイライラしている人を見かけたら、話の聞き役になって、イライラの元が解消できるような手伝いをすること。
声の速さや大きさ、言葉選び、言い淀み、しぐさなどから、何かに悩んでいる人を見つけると、頭が自然と調整モードになっていくのです。
前提のギャップを見つけ出す
話を聞きながらぼくがしていることは、人のもっている前提のギャップを見つけることです。
話をする気がないわけではないのに、話が噛み合わない時というのは、何かを当たり前のことだと思い込んでいるときに起こります。
話をしている人の間で、持っている話の前提の差に気づかないままだと、伝わるつもりで話しているのに伝わらないということが起こり、話が噛み合いません。
前提に一人では気づけないから
ある人は「Aが正しい」と言い、もう一方が「Bが正しい」と言い合っていても、話は先に進みません。
どうしてそれが進まないかといえば、それは、前提が共有できていないからなのだと思います。
「ぼくは、Xという経験をしてきたから、Aが正しいと思うようになったんだ」
そういった、考えの根本にある前提というものは、自分の中では当たり前になってしまい、人と話すときにその前提が共有できているかどうかを気にするのは難しくなります。
調整をすることはともすればおせっかいになりますが、そうした、自分ひとりでは気づけないことを見つけるときには欠かせないことだと思います。
まとめると、すれちがったやりとりを見かけたときに、話を聞いて前提の差を見つけ出し、共有できるようにしていく。調整する。翻訳をする。あいだに立つ。
これが、ぼくが人のために楽しくやりつづけられることの一つかな、と思います。