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モノマチで革漉きを体験して思ったこと

よく言われてる話かもしれませんが、「試してみることでしかわからないことがある」ということを実感しました。

 

偶然の出会いで革漉きを知る

先日、御徒町・蔵前のエリアを中心としたイベント、モノマチに行ってきました。

当初は、東京を走るための自転車 tokyobike のレンタサイクルに乗って町を散策できれば良いなと思っていたのです。が、偶然通りがかった革漉所、浅原皮漉所さんで、革を使った折り鶴作りを体験させていただきました。

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お店の前にいらっしゃったおばあちゃんが「革を漉くって知らないでしょ。試してみなさい。やってみないとわからないことがあるから。」とおっしゃっていたのが印象的で、これは是非体験してみるしかないなと思い、取り組んでみました。

革を漉く(すく)というのは、一定の分厚さをもった原材料となる革を、上手に削って薄くすること。ミシンのような機械にかけることで、革が上手に削り取られます。漉くことで、革製品の軽量化になりますし、財布などにも加工しやすいそうです。実際、薄くなったおかげで折り鶴を折ることができましたからね。

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職人の方と一緒に革漉きを体験させていただいたわけですが、「一つの革製品ができるまでにどれだけ丁寧な段階を踏んでいるか」を理解してもらい、日本の革製品の価値を認めて欲しいという強い気持ちを感じることができました。

目的となる場所を決めなくても、イベント期間中に町を歩いているだけで面白い体験ができました。

 

イケア効果が確かめられた

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この折り鶴を御覧ください。首の当たりとか不格好なのかもしれませんが、僕には美しい鶴に見えます。革の光具合がいいですね。自分が手をかけて作ったものを人は良く評価するという現象はイケア効果と呼ばれていますが、まさにそれが実証されたなと思います。ここ折るのに苦労したなあという工夫が見て取れるので、良いですね。

 

先が見えないまま体験するからこそ、予想もしない面白いことが起こる

この体験から言いたいのは、何の計画をもたずに行動しても、必ず得るものはあるということです。

僕がオーディオブックで楽しんでいる「仕事は楽しいかね?」でも、試してみることに失敗はないという話がありました。楽しく仕事をしたいなら、目一杯バウンスして、経験してみることだと。とにかく経験してみることで、自分が変化する材料を得て、面白いアイデアも浮かんでくるものだと。

また、東浩紀さんの「弱いつながり」で語られていたことも思い出します。検索エンジンでは自分の知っているものしか得られないから、旅に出ようと。そうすれば、新たな検索キーワードを手に入れることができると。この「旅に出よう」というのは、必ずしも旅でなくても良くて、自分が意図しない体験をしようということが本質的に重要なのだと思います。

面白い人生を送りたいなら、ちょっと面倒くさくてもとりあえず飛び込んでみることが大事なのです。体験を積み重ねていくことで、予想もしないようなワクワクが得られるのだと思います。

このブログでも、面白い実験ができればなあと思います。

ではまた。