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文化は真似から生まれる。

文化という言葉のひとつの定義は、「一定の集団における決まった振る舞いが集まったもの」であるらしい。

定義は学んだことはないけれど、個人を超えて、時間を超えて、空間を超えて持続する文化というものは、なんとなくすごいものだとここ1年くらい思っている。

インターネットを見ていたり、実生活を過ごしていると、そこに文化があるなと気づくことはあるけれども、どうやってその文化が形成されるかということには見当がつかなかった。

 

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今回ふと気づいたことは、文化は真似から生まれるということだ。

面白かったり、引用したり、尊敬したくなるものを基準に、それを真似しようとする心をもった人が集まっていくと、いつしかそこには文化ができあがっているような気がする。

真似したくなるものは、ひとりの人であっても、ひとつの価値観であっても、ひとつの生活習慣であってもいい。とにかく、特定のものを自分の一部分として取り込もうとし続けるうちに、それをしている人にしかない文脈が発生して、文化は生まれるんじゃないだろうか。

 

真似したくなる状況というのは、例えば熱量をもって行動していて尊敬したくなる人が居る時に起こるだろう。学びたくなる人がいるということは、真似したい人がいるということにほぼ等しい。だから、文化は真似から生まれるということは、例えば学びたくなる人から文化が生まれるということだ。

 

このことを考えれば、もし何らかの文化を作りたいと思うなら、人に学ばれる人になろう・人から学ばれる人を育てようと言える。人の上を行くことは大事ではなくて、学びたくなる人という条件が文化を広げていくためには大事なのだろう。

 

そんなことを思うのでした。

ではまた。