Twitterにおいて、フォロワー数だけでは測れない影響力ってなんだろうという話。
SNSが登場してから、「影響力」を数値的に図ろうとする試みが増えてきた。
例えば、ソフトバンクの社長、孫正義さんは「インフルエンサー(広く影響を与えていく人)」と考えられているであろう。
Twitterのアカウント@masasonのフォロワー数は、約250万人に達している。
フォロワー数は、個々の人間の違いを無視して、同じものとみなしている。どんな人間であろうが、平等に1フォロワーとしてカウントされる。
したがって、例えば、「山奥に住む職人」と、「友達の少ない学生」と、「元気な幼稚園児」が同じようなフォロワー数だったとしても、その影響の仕方はそれぞれ異なるのは当然だ。
極めて親しい人からのフォローも、スパムアカウントからのフォローも、等しく1フォロワーとして数えられるのが、フォロワーという指標だ。
フォロワー数は、地震の規模を表すマグニチュードのようなものだ。実際の各地点での揺れの大きさを示す震度とは異なる。
では、震度に対応するようなTwitterの指標とはなんだろうか。誰がどのくらい強く影響を受けているかは、どのように測ることができるだろうか。
フォロワーが小さく影響を受けたときは、お気に入り(ふぁぼ)やリツイートが集まる。これは、震度3-5くらいに対応する(てきとう)。
大きく影響を受けた時は、ボタンひとつでは済まない反応がやってくる。すなわち、リプライやDMが指標となる。震度6-7に対応する(てきとう)。
僕は、個々の人間の違いがわかるような、震度のような指標をもっと見ていたい。
つぶやきによって、どれだけの人数が揺れたかだけではなく、どんな人がどんな風に揺れたのかも見ていたい。
Twitterでは、現状フォロワー数しか数値として見ることができない。誰からどれだけお気に入り、RT、リプライがあったのかを簡単にはわからない。
注意深く見ていく必要があるだろう。