ウェブサイトやウェブメディアにおける、コンテンツ作成のコストとブランディングについて思ったことがある。
例えば、スキーの魅力を発信して、収益をあげるようなウェブメディアを企業として運営していたとしよう。
「スキーで滑るのが苦手な時に使える、ダダ滑りするギャグ」といった記事を書けたとしよう(でたらめ)。
このとき、記事のサムネイルとなるようなイラストを、お金を出して外部のイラストレーターに作成していただくかどうか、どのように判断したらよいだろうか。
ただ単純に、イラストのある記事とない記事についてABテストをして、イラストがPVに寄与するかどうかを測るだけで良いのだろうか。
もしPVという指標を選ぶなら、そのウェブメディアの収益源がバナー広告でなければ変だろう。
収入源が記事広告ならば、PVに加えて、記事広告の目的とする状態に進んだ読者が何人居るかということを測る必要があるだろう。
メディアの状態を示す指標はさまざまだ。海外のメディアも、ページビューに変わる指標を探しているようである。
参考:ページビューは死んだ。その先にある「新指標」を模索する、新興・大手メディア
イラストを作成するコストは、リターンに見合うのか。そのリターンは、どのような指標で測れば良いのか。
それを考えるためには、そのウェブメディアがどんな収益構造になっているかということから考え直す必要があるだろう。
もっと言えば、メディア運営の目的や、「そのメディアによってどんな世界を実現させたいか」というビジョンによるだろう。
当たり前のことかもしれないけれど、企業がメディアでどんなコンテンツを作成すべきかを考えるときには、その企業がどのようにしてお金を稼いでいるかということや、その企業がどんな世界を目指そうとしているのかを、コンテンツを作成する人ひとりひとりが把握しておいた方がよいでしょう。少なくとも、どんなコンテンツを出すべきか決める、いわば編集部のような機能をもった人はその必要があるんだなあ。そう思ったのでした。