どうも、木村(@kimu3_slime)です。
いきなりですが、僕は、人付き合いが苦手です。
親しい人と接している瞬間はどうしようもなく楽しいので、そんな自分は認めたくありません。
しかし、大人になってマシになってきたとはいえ、やはり人付き合いに関してどうしても根本的に苦手な部分があります。
今回は、その苦手な部分を詳しく知り、それを認めていきたいと思います。
人と関わろうと思い立つのに、途中で不安になっていなくなってしまう
14歳の時の、黒歴史の話をしましょう。今でも思い出して、笑えます。
中学生のある休みの日、同じクラスのメンバーのお別れ会に参加するしたときのことです。
年度が変わってクラスのメンバーが変わる前に、春休みのうちにお別れ会をしようといった流れだったと思います。
当時の僕は友達が少なかった。
いや、表面的な友達はいたのですが、親しくしたいと思える人がいなかった、親しくなろうとする態度を見せていなかった。
にもかかわらず、「お別れ会」に参加したのは、その実態が「友達の集まり」であると見抜けず、「卒業式」的な公共のイベントだと思ってしまったからでしょう。空気が読めない。
集まったメンバーは、40人のうちの15人程度。
この時点で、特に親しい人がいない自分は浮いていました。
平日の制服とは別で、みんな私服を着ています。僕は緑色のズボンを履いていて、その独特さに速攻突っ込まれました。そのツッコミに対して、「僕には服のことがわからないから、イケてる服とは何か教えてくれ!」と返せたらまだマシだったのですが、当時の自分にはそんな自己表現の能力がありませんでした。
お別れ会の夕方から食べ放題に行くという内容でした。まあ、そこまでは良いのです。
本題は、その夜、二次会的に公園で花火をやろうという話になった時のことです。
食べ放題の会場は18:00程度に解散し、また20:00頃に公園に集合という話になりました。二次会は任意参加なので、一次会のハマらなさを汲み取って帰るという選択肢もあったのですが、夜に同級生と会うというのも初めての機会で、ちょっとチャレンジしようと思ってしまいました。
時間の5分前くらいに公園に着くと、女子2人がいます。
「あっ、キムさんじゃん」(※キムさんとは、木村のあだ名である。)
「こんばんは(ボソッ)」
「…」「…」
2分ほど(体感は10分)待っても、他のメンバーが来なくて、あまりの気まずさに僕はそのまま帰ってしまいます。多分、帰るというメッセージも伝えずに、「その辺を見てくる」というノリでバックれていたと思います。
帰り道の途中、野球部で学級委員長でノリが良い男子とすれ違ってしまいますが、自転車に乗っていて見えなかったふりをしてダッシュで駆け抜けました。
後日、学校でその男子に会った時、「キムさん、昨日夜いたよね? なんでこなかったの(笑)」と言われましたが、「いや、言ってないよ」と返し、「ウソでしょ!」と突っ込まれました。
ああ……。これはひどい。
- 花火大会に参加しようと現地まで行ったにもかかわらず、何も言わずいなくなってしまう
- 「いたでしょ?」と聞かれて、「いなかった」とウソをついてしまう。
人間性、あるいは社会性を疑われるような行動です。外側から自分を見て、そういう不安定な行動をしている人がいたら、「大丈夫かな?」と思ってしまいます。
そうなっている時の自分を振り返ってみると、人と接している時の不安が過剰になり、パニック気味になっているからそこまでしてしまうのだと思っています。
理屈では自分のことを「大丈夫か?」と疑ってしまうのですが、「人とどう接していいかわからなくなった時に、不安になって逃げ出してしまう自分」がいることもまた事実。
理屈で考える自分と感情で考える自分がいるとすると、感情で考える自分が少し成長が遅いんですよね。
相手のことを気にせずに、自分が話せる話題を考える
ここまで人付き合いが苦手というエピソードを書いてきましたが、人と深く話すことは好きです。
でも、「知らない人が多い集まりに顔を出す」「初対面の人と電話で話す」ときには、逃げ出したくなるような不安を感じてしまいます。世間話とかできません。
「喉元過ぎれば熱さ忘れる」というように、えいやっと突っ込んでしまえば切り抜けられることはわかっていても、それでも「熱いじゃないかこれ!」と思ってしまいます。
できれば、もう少し社交的な感覚を持ちたいのです。人に気楽に頼れるような人間になりたいのです。
「僕には人付き合いのセンスがないのだから、与えられた人間関係を受けとめるしかない」とは考えたくない。
かといっていきなり社交的な人間になる方法もないので、一つだけ、できそうなことをやっていくことにします。
もっと、素直に思っていることを話せばいいのです。
「今日はいい天気で気持ちがいい!」と頭の中で思っているにもかかわらず、僕にはそれを口にしない癖があります。自分の思っていることなんて、相手の興味に合うかわからないのだから、黙っていようと思ってしまいます。
でも、初対面の人と話す時に、話すきっかけに、そんなに興味がガッチリ合うはずがありません。話題選びでパニックになって、黙っている方が不気味です。なんでもいいから話してくれたら、それだけで安心できるものです。
「相手は何を求めているのだろう?」と考える前に、「自分は今何を感じているのか」を考えれば、手元にいくつも話題のボールは見つかるはずです。ボールを見つけたら、素人のつもりでとりあえず投げてみる。初対面のコミュニケーションは、それくらい気楽なもので良いんだと思います。
僕は、文章ではそれができています。思ったことをポンポンTwitterやブログで書くことができます。それくらいの気持ちで、声を出していけば、いつか話しかけるのも得意になれるでしょう。
木村すらいむ(@kimu3_slime)でした。ではでは。