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たとえネガティブな内容であってもウォッチには価値がある

どうも、木村(@kimu3_slime)です。

僕の趣味の一つはネットウォッチで、そこで集めた情報が僕がこのブログを書く理由の一つになっています。例えば、今書いているこの記事は、ウォッチャーをウォッチしたいという欲求から生まれているくらいです。で、僕が好きなのは共感よりも思考を優先するウォッチです。

 

世の中には大雑把に言って2種類の人がいます。それは、「共感」を優先する人と、「思考(真実)」を優先する人です。それはネットウォッチャーも同様なので、共感型ネットウォッチャー、思考型ネットウォッチャーと呼びましょう。(ユングのタイプ論でいう、感情型と思考型の違いのようなものだと思っていたければ。)

この話を考えるきっかけになったのは、僕のブログに幾つか言及してくれているMechaAGさんのブログです。文頭に話題のテーマを外から引っ張ってきて論じるスタイルの記事が多く、彼はネットウォッチャーだと思います。

僕のブログを引用している記事をリストアップしておきます。文脈ラジオ議論の場という楽園から逃げたしたのは我々の方議論の場という楽園から逃げたしたのは我々の方2今日のイケダハヤト2016-08-23とにかく日本企業は特殊キリ思考のエコシステム

で、彼はネットウォッチの中で僕を批判しています。

https://twitter.com/kimu3_slime/status/770601001812234240

“評価の目安が業務内容ではなく『どれだけ会社に尽くしたか?』となれば(中略)、わかりやすい自己表明として長時間労働合戦にもなりやすい” /「アラフォー会社員が死ぬほど忙しい」のは日本企業の特殊な人事制度が原因 | 日刊SPA!

スライム君。思考力は高そうなんだけどね~。本もいい本を紹介してる。問題は「社会」に対する情報収集の方法。まあ仕方ないのだが、マスコミに踊らされているというか、偏った(自分が受け入れ安い)情報ばかり収集する。

(中略)

ま、どういう情報を望むかですな。日本が駄目なのは若者が悪いわけじゃなくて、日本企業の構造的な問題のせいなんだという情報がほしいのか、本当の問題はどこなのかを自分で見極めたいか。「みんなが宇宙人はいると言ってるから、自分もいると思う」とその他大勢に迎合するだけの人生でいいの?(笑

引用:とにかく日本企業は特殊(キリ – MechaAG

内容を読むと、それは共感できないから批判(非難)しているのではなく、優れた思考をしていないから批判しているんですよね。思考型のネットウォッチをしている。

(どうでも良くないことですが、「木村すらいむ」はカタカナのスライムではなくひらがなのすらいむです。人の名前は正しく表記してほしい。)

 

ここまで書いてきたことで伝わると思いますが、僕はネットウォッチ、あるいは批評が好きですするのもされるのも良い。ブログで「外野に惑わされず、自分の道を行け」「批判をする人は何も生産していない」と主張している人を目にすることがありますが、僕は「たとえネガティブな内容であってもウォッチには価値がある」というスタンスです。内容がポジティブであろうがネガティブであろうが関係なく、ちゃんと考えている人の内容は参考にしますし、そうでないものはスルーする。という僕のスタンスの話がしたかった。終わり。

 

ここから余談です。

ウォッチャーには収集欲、コンプリート欲があると思います。というか、その欲がウォッチャーをウォッチャーたらしめる。チェコ好きの日記のチェコ好きさんは、尊敬するウォッチャーの一人です。

「収集」とはずばり集めることだけど、そうなのだ、私は集めることが大好きである。

8月上旬に行なったイベントでは、最近ハマっていることとして「いろいろな麻薬や準麻薬が世界のどこに分布しているか調べて地図を作っている」という話をさせてもらった。これは、麻薬や準麻薬を調べて地図を埋めるという情報収集作業である。会場では「そんなの作ってどうするんですか?」という質問も受けたのだけど、作ってもどうもしない。ただの私の個人的趣味というか遊びというか、情報収集という作業そのものを楽しんでいるので、作ってどうするとかいう発想はないのである。ただ、地図をコンプリートしたいのである。

引用:【日記/53】おそるべしコンプリート欲

そして思うのですが、ウォッチングって健全なものだけをウォッチしていても楽しくないんですよ。まだ誰にも見られていないようなものだから、ちゃんと情報が集まっていなくて、ウォッチの必要性を見出せる。アングラなものはウォッチングと相性が良いんですよね。

僕はウォッチ対象としてニコニコ動画の「例のアレ」カテゴリが面白いな思っているので、これからもっとウォッチ力をつけてアウトプットしていきます。

参考:「例のアレ」カテゴリのブームはどう移り変わってきたか? 月間ランキングを年ごとに見る(2007-2016年)

参考:なぜ普通の人は異端の人を悪びれずに排除し続けるのか?

 

 

木村すらいむ(@kimu3_slime)でした。ではでは。