どうも、木村(@kimu3_slime)です。
2016年12月、ニコニコ動画の「例のアレ」カテゴリでは、「FF外から失礼するゾ〜(謝罪)」のブームが起こりました。
実際、FF外の動画は、ランキングに合計何回表示されたのでしょうか? 同様に、淫夢・クッキー☆・MMD関係のランキング表示動画回数も気になります。
そこで、各ジャンルのランキング表示回数を集計し、グラフ化してみました!
(注意:ランキングに表示された回数を計測しました。再生数・コメント数・マイリスト数・動画投稿数は考慮されていません。)
結果
ジャンルは主に、淫夢、クッキー☆、淫ク以外のアレ、MMD・アニメ・ゲーム、その他に分けられています。FF外は淫ク以外のアレの分類ですね。
12月全体
トレンドジャンルの推移
各ジャンルのジャンル内の推移
集計したデータ
集計したデータはこちらで公開しています。ジャンルの分け方もこの表を見ればわかると思います。
2016年12月例のアレ(その他グループ) ランキング累計表示回数集計 – Google Spreadsheet
集計してみて気づいたこと・考察
箇条書きで気づいたことを記してみます。
- FF外は爆発的に伸びた。12月6日で1動画だったのが、12月9日には41動画まで増えている。「ランキングに入っている動画のほぼ2つに1つがFF外だった」ってやばい!
- FF外が伸びた時に、ゆうさく注意喚起が減っている。12月下旬には、FF外・ゆうさくともにランキング入りが少なくなった。
- 淫夢実況の多さに驚いた。12月下旬には、ランキング入りする淫夢関係の動画の半数以上が淫夢実況になっている。例のアレ全体で見ても、3つに1つくらいは淫夢実況。
- 12月中盤から、ホモと見る〜がコンスタントにランキング入りするようになっている。17年1月現在も、ホモと見る〜はランキング入りしているのをよく見る。
- クッキー☆関連では、NYN姉貴の動画が増えてきている。ほのぼの神社はブームと関係なく伸びている印象。
- ゲームのカードを落としちゃった!やaiueo700は、ブームになったときは動画が多かったと思われるが、12月時点ではかなり少ない。ただし、12月下旬にはsyamu_gameの動画が増えてきている。ブームの兆し?
- エア本、レスリング、ハセカラが少ない。息、してる?
- MMDはブームの影響をあまり受けない。ランキング入りするかどうかに関係なく見ているファン層がいるのだろう。艦これ・刀剣乱舞が二大巨頭。そして、おそ松、あんスタ、ユーリ!!!onが続く。初音ミクさん……
- 炎上(一時的なブーム)だけで終わるジャンルと、その後も続くジャンルの違いが何か気になる。おそらく、原作のストックが十分ないと持続しないのではないか。今後も考えていきたい。
補足:ランキング表示回数とは?
あるジャンルの動画が、ランキングにどのくらい多く、長い期間表示されていたかを知りたい。これは各動画の再生数・コメント数・マイリスト数を見ているだけではわかりません。
そこで今回計測したのが、ジャンルのランキング表示回数です。次の画像をみてください。
画像引用:2016年12月01日(木)例のアレ カテゴリデイリー 総合 ランキング – ニコチャート
1,2,4位は、「ゆうさく注意喚起シリーズ」の動画ですね。このときは、ランキング累計表示回数は3回と数えることにします。
異なる動画であっても、同じジャンルのものであればひとつのジャンルのランキング累計表示回数としてまとめます。
極端な話、1-100位のうち80本がゆうさくの動画なら80回表示されたと数えるということです。
こうすれば、累計表示回数が多いジャンルは、その日・その月に最もランキングで良く目にするジャンルになるはずです。
少し扱いが難しいのが、ジャンルという言葉です。
例えば、「ピカチュウに罪を着せられるポリゴン」という動画は、ポケモンの内容でゆうさく注意シリーズの形式にしたがっています。このとき、ポケモンSMとして計測するのか、ゆうさくとして計測するのか。
今回の計測では、動画につけられたタグのうち、形式的につけられたタグをのぞいて最もメジャーなタグをその動画のジャンルとして扱います。
上の例では、「ゆうさく注意喚起シリーズ」が選ばれるわけです。「例のアレ」や「真夏の夜の淫夢」はほとんどの動画につけられていて、その動画の特徴にならないので、考慮に入れません。これでできる限り客観的な集計になったのではないでしょうか。
データの集計に5日かかりました。ぬわああん疲れたもおおおん ジャンルの分け方に迷って最初細かく集計しすぎたからね、仕方ないね。
「例のアレ」は見れば見るほど面白いカテゴリです。この記事をきっかけに、楽しむ人がますます増えると嬉しいですね。
木村すらいむ(@kimu3_slime)でした。ではでは。