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「教育困難大学・教育困難校」の元ネタ・初出は?

どうも、木村(@kimu3_slime)です。

最近、Twitterで「教育困難大学」という言葉を見かけます。

気になったので、その元ネタ・初出を調べてみました。

 

「教育困難大学・教育困難校」の元ネタ・初出

元ネタとなったのは、東洋経済オンラインから11月8日に公開された記事「「教育困難大学」で大暴れする不良学生の実態です。

教育困難校とは、さまざまな背景や問題を抱えた子どもが集まり、教育活動が成立しない高校のこと」とされています。それの大学バージョンが教育困難大学ですね。

この記事を受けて、Twitterでは「教育困難大学」がパワーワード・バズワードとなっていますね。

 

じつは、11月8日以前から「教育困難大学・教育困難校」という言葉は使われていました。

2017年09月20日:「教育困難大学」に集まる主体性ゼロの学生達

2017年08月03日:「教育困難大学」のあまりにもひどい授業風景

2016年12月14日:「勉強力」が皆無な高校生の、ひどすぎる現実 模範解答を事前に配る「教育困難校」の試験

これらはすべて、教育ライターの朝比奈なをさんが書いたものですね。

また、2011年の著書「見捨てられた高校生たち―知られざる「教育困難校」の現実」の時点で、「教育困難校」という言葉が登場しています。

 

Twitterでは、2011年あたりから「教育困難大学」を使っている人がいますね。

 

「教育困難大学・教育困難校」に似たような言葉としては、学級崩壊、Fランク大学を思い出します。

ただし、学級崩壊は小中学校に対して使われることが多く、高校や大学での難しさを示す言葉として「教育困難大学・教育困難校」は使いやすいですね。

言葉としてはキャッチーですが、「どこどこの大学は教育困難大学だ」みたいな、ブラック企業探し活動になってしまうとつまらないですね。

教育困難とされる実態が知られ、より良い状態を目指す動きが生まれてくれればなと思います。

木村すらいむ(@kimu3_slime)でした。ではでは。

 

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