どうも、木村(@kimu3_slime)です。
ニコニコ動画で見かける「HSK姉貴(超鼻セレブ姉貴)」の元ネタ・初出を紹介します。
HSK姉貴(超鼻セレブ姉貴)の元ネタ・初出
HSK姉貴とは
画像引用:【東方手書き】クラウンピースと小さな勇気【声当て】
HSK姉貴は、2017年3月に公開された東方ボイスドラマ「【東方手書き】クラウンピースと小さな勇気【声当て】(略称:クラピー☆)」にレミリア役として登場するキャラクター。
参考:「クラピー☆、MIMI姉貴」の元ネタ・初出は? 語録まとめ
HSKの読み方は、元が寿香なのでヒサカ。ヒソカ姉貴ではない。
彼女は、鼻がめちゃくちゃ詰まっているような話し方をすることから、超鼻セレブ姉貴とも呼ばれています。
クッキー☆☆2期のレミリア役・SKR姉貴の鼻声がもともと鼻セレブ姉貴と呼ばれていたので、その再来として名付けられたのでしょう。
参考:東方お正月!ボイスドラマ企画(クッキー☆☆2期)の語録・名シーンまとめ
二次創作において、ビジュアルは本編の9:27あたりからの1シーンがよく使われます。
ポーズを決める咲夜に対して何もしていないように見えるレミリアが、棒立ちRMLAと呼ばれてネタにされていますね。陰影が少なく、ペラペラの平面に見えるのも特徴です。
画像引用:風評被害になる☆
HSK姉貴はどのように流行っていったか
2018年2月時点において、HSK姉貴の動画(二次創作)が流行りつつあります(HSK姉貴ブーム)。
クラピー☆全体の二次創作としてではなく、単体としてHSK姉貴が注目されていったのはなぜなのでしょうか。
画像引用:HSK姉貴 – ニコニコ動画
最初にHSK姉貴単体の動画が生まれたのは、2017年5月、remmuh兄貴の「棒立ち超鼻セレブギターGB + 超鼻セレブ神社.hskskr」です。
画像引用:棒立ち超鼻セレブギターGB + 超鼻セレブ神社.hskskr
「そうね、ちょうど退屈していたところなのよ」というセリフの「そう」の部分を素材にし、ギター音声として加工、ギターを弾かせています。これはイキスギターやUDKロイドとして知られるような音MAD系の加工技術ですね。
ネタの中心となっているのは、タイトルにもあるようにHSK姉貴のボイスでしょう。作中ではSKR姉貴も共演、鼻セレブとしての存在感が楽しめます。
また、本編では動きがないビジュアルですが、ギター演奏のために腕だけが動いています。動きがないと動画としての面白さが少ないですからね。
remmuh兄貴は、2017年6月に「全身補完&パーツ分け超鼻セレブ姉貴(HSK姉貴)&PSDファイル配布」をニコニコ静画でアップしています。
その後、2017年中はいくつかのHSK姉貴動画が作られましたが、ブームと呼べるほどの流れはありませんでした。
ターニングポイントとなったのは、2018年1月、石恵兄貴の「泣きながらケーキを食べるHSK姉貴GB」でしょう。
画像引用:泣きながらケーキを食べるHSK姉貴GB
腰を文字通り折り曲げて、「バァン!」という効果音とともにナイフをひたすら叩きつけるホラー動画です。
BGMは中島みゆき「空と君のあいだに」ですね。空と君とのあいだには 今日も冷たい雨が降る…… これはHSK姉貴のテーマとして認識されつつあります。
この動画をもって、HSK姉貴の面白いキャラ付けがひとつ見つかったと言えるでしょう。
「泣きながらケーキを食べるHSK姉貴」リスペクトの動画が、remmuh兄貴や自己矛盾兄貴によって作られています。
https://twitter.com/remmmmuh/status/954724111107833859
画像引用:お腹がすいたHSK姉貴GB
同時期には「HSK姉貴組立キット」も配布され、手足胴体首が人形のようにバラバラに動くようすがHSK姉貴のキャラクターとして認識されていきました。
「お腹がすいたHSK姉貴GB」以降は、HSK姉貴をでりさくらと組ませる流れも見えます。
その後は、2017年2月に入って今のように動画が増え、ランキングでも見かけるようになる、といった流れですね。
2月10日には、2時間を超える「HSK姉貴音声素材デラックスパック」がremmuh兄貴によって配布されました。これで音声ネタにも困りませんね……。
クラピー☆公開直後は鼻セレブとしてのキャラが注目されましたが、2018年以降は「バァン!」という効果音をともなった機械的な動きがネタになっています。「何か生命に対する侮辱を感じます」というネタコメントもよく見かけますね。
まだ使われていないGB素材や音声も多いので、今後の動画が楽しみですね。
木村すらいむ(@kimu3_slime)でした。ではでは。
こちらもおすすめ
「クッキー☆」とは? その歴史を東方・淫夢初心者向けに1から解説