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ネットで無料の講義資料を見つけよう

大学の教科書は高いですよね。数千円は確実にします。日本語の専門書は、高いのも仕方ないのかもしれませんが。

 

線型代数入門 (基礎数学1)
齋藤 正彦
東京大学出版会
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そんなとき、どうしますか?

もちろん、図書館で借りることはできます。ですが、図書館で借りられる本には期限があります。結局は返さなければならないし、学校を卒業したら利用できなくなる。

 

そこでオススメなのが、大学のOCW(オープンコースウェア)を利用する方法です。
OCWには、たくさんの講義資料が眠っています。
使い方を見てみましょう。

 

 OCWで講義ノートを探す方法

東京工業大学のOCWを例に、講義ノートを探してみます。

1.興味をもっている学部・分野を選びます。

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2.学科を選択。講義ノートが公開されている講義を絞り込み、気になる授業を選択。

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3.”講義ノート”をのページを開き、資料を手に入れます。
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どの大学の OCW も、似たような方法で講義ノートを見つけることができます。

質の高い資料を公開している先生がいたら、その先生の他の授業を見てみるのもよいでしょう。教科書レベルの資料を大量に公開していることもあります。

 

おすすめのOCWリンク集

国内には様々な OCW がありますが、資料の質や量はまちまちです。ここでは、僕が使ってみて良いと思った OCW を紹介しておきます。

東京大学OCW

京都大学OCW

筑波大学OCW

東京工業大学OCW

MIT OCW

英語が苦手でなければ、MIT の OCW が一番オススメです。量・質ともに圧倒的。

 

そもそも、OCWとは?なぜ無料なのか?

OCWは、大学の講義やそれに関連する資料をインターネット上で無料で公開する活動のことです。

 

OCWを発想したのは、大学の明確なミッションをテクノロジーで実現させた、 MIT でした。”知識を発展させ、学生の教育をする。”

In 1999, MIT Faculty considered how to use the Internet in pursuit of MIT’s mission—to advance knowledge and educate students—and in 2000 proposed OCW.

引用元:MIT OPENCOURSEWARE

 

 

その流れを日本でも引き継ぎ、いくつかの大学で OCW が発足したようです。

OCWとは大学等で正規に提供された講義とその関連情報のインターネット上での無償公開活動です。

「知の集積拠点」である大学等がその蓄積された知の典型的な体系化された情報である「講義」の公開を通じて一層の社会貢献を目指していこうということを基本的な狙いとした取り組みです。

引用元:OCWとは – 日本オープンコースウェアコンソーシアム

 

授業料を払うことなく、大学レベルの資料を手に入れることができる。ありがたい時代になったものですね。

 

知識の集積をこの手に

インターネット上には膨大な情報があります。OCWのように、あまり知られていないだけで、価値のある情報も潜んでいます。

お宝を探すような気持ちで、OCWの世界を探索してみてはいかがでしょうか?