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Shadowverse「過剰なストレス」の元ネタは? 冥府エルフのバランス調整

どうも、木村(@kimu3_slime)です。

美麗なイラストを使ったスマホカードゲーム「Shadowverse(シャドウバース)」。

僕もプレイしていて楽しんでいるのですが、ネット上で「過剰なストレス」という言葉を見かけるようになりました。その元ネタが、Google検索しても見つからなかったので、簡単にまとめてみます。

 

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画像引用:迫真美麗カードゲーム部・長考エルフの裏側.final

 

その元ネタは、公式ニュース「9月末アップデート時のカードのコスト変更について」です。

また、《根源への回帰》がバトル中盤から複数のターンに渡ってプレイされた場合、対戦相手はフォロワーを戻され続けて手札が上限枚数に達し、新たなカードを引けなくなることもあります。引けるはずだったカードが失われることはユーザーの期待を裏切る出来事であり、ゲームの楽しみを阻害します。ユーザー自らカードを引く能力を使って手札が上限枚数に達することはありますが、相手がプレイした《根源への回帰》によって手札があふれる状況を強いられるのは、このカード特有の過剰なストレスだと言えます。

引用:9月末アップデート時のカードのコスト変更について

まさか公式回答だったとは。「バランスを崩している」という指摘ではなく、ユーザーにとっての心理的な負荷が「過剰なストレス」であると言ってるんですね。やはり面白くて使いたくなる言葉です、過剰なストレス。

 

そもそもこのニュースは、「冥府エルフ・根源への回帰」のバランス調整を告知したものです。

自分の墓地の枚数が30枚以上なら、相手のリーダーと相手のフォロワーに6ダメージを毎ターン与えるカード「冥府への道」は非常に強力で、それを中心に構成したデッキ「冥府エルフ」は人気を集めています。

上位ランクであるMasterランクにおいては、冥府エルフの勝率が高すぎるから、バランスを調整しなくてはならないのではないか。しかし、「冥府への道」自体は発動条件が厳しいから、調整しない。

《冥府への道》エルフデッキについては、ランクマッチ全体の勝率やAAランク以下の勝率に問題はないものの、Masterランクのユーザーが行ったバトルの勝率が約54.4%と高く、かつ、一部のクラスに対する勝率が65%を上回るなど突出して高いという問題が明らかになっています。

Shadowverse運営事務局は《冥府への道》について、「相手のリーダーと相手のフォロワーすべてに6ダメージ」という能力は非常に強力であるものの、「自分の墓場が30枚以上なら」という条件を満たすまでの道のりが充分に困難である限り、《冥府への道》のコストや能力に変更の必要はないと考えています。
エルフクラス以外の《冥府への道》デッキが、《冥府への道》の能力を働かせるために必要な労力は、能力の強さに見合ったものであり、エルフクラス以外の《冥府への道》デッキに問題はないと考えています。このことは、ユーザーの対戦データから得られた各クラスの《冥府への道》デッキの勝率からも確認されています。

引用:9月末アップデート時のカードのコスト変更について

 

「冥府への道」を調整しない代わりに、「相手のフォロワーをすべて手札に戻す」効果を持つ「根源への回帰」のコスト増加を提案しています。

《根源への回帰》は《冥府への道》エルフデッキでよく採用されているカードです。《冥府への道》デッキは、劣勢になったとき、《冥府への道》が働くまで時間を稼ぐ必要がありますが、このときに強い効果を発揮しているカードが《根源への回帰》です。

《根源への回帰》はフォロワーを手札に戻すという能力の特性上、コストの高いフォロワーを使用するデッキに対して特に強力で、困難であるべき《冥府への道》の能力が働くまでの道のりを、あまりにも平坦にしてしまいます。これによって、一部のデッキや戦術がゲームから閉め出されてしまう危険があります。
これは、競技的な高いランクでのバトルにおいても、多様なデッキや戦術が活躍するゲーム環境を目標とするShadowverse運営事務局の希望ではありません。

引用:9月末アップデート時のカードのコスト変更について

現状のバランス調整が最良のものかどうかはともかく、「高ランクのバトルにおいても、多様なデッキや戦術が活躍するゲーム環境を目標とする」運営体制は良いものですね。9月末のアップデートで、「根源への回帰」はコスト5からコスト7へと調整されます。

 

次の動画は、「根源への回帰」のコストを考えるにあたって参考になりますね。少なくともムシキングより面白いゾ

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冒頭では、バウンスと破壊の価値について考えています。

運営は、相手のフォロワーをすべて破壊する「テミスの審判」よりも、根源への回帰の方を重く考えている。だから、進化時に相手のフォロワーを1体バウンスさせる「ローズガーデンキーパー」は4コスながら最強というガバガバ理論。

何が良いバランスなんでしょうかね。「全体バウンス>全体破壊>1体破壊>>>>1体バウンス」というコメントもありました。そもそも、クラス限定のカードは、同じコストだからといって単純に比較できるものではありませんし。

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相手は3/3(守護)、7/7、4/2のフォロワーを場に出していて、体力は5。「根源への回帰」のコストが5なら、ここからでも勝てるということを動画で示しています。

根源への回帰→フェアリー→リノセウス(進化)で、相手の場を一掃しフェイスへ1ターンで5ダメージ。これがコスト8におさまっています。強い。

 

9月30日アップデートの内容は、「【9月30日実施予定】アップデートのお知らせ」にまとまっています。

同日に追加予定のカードパック「ダークネス・エボルヴ」を踏まえた初心者向けのデッキの組み方は、次の動画が参考になりました。

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イラストが動くかわいい公式番組「しゃどばすチャンネル」の更新といい、シャドウバースの今後が楽しみです。

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アリサ役の、優木かなでぇーす! よろしくお願いしまぁーす! キャッキャッ! キャッキャッ……

かなしぃなぁ……

 

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木村すらいむ(@kimu3_slime)でした。ではでは。