伝わっていないように見えるコミュニケーションを見ると、ムズムズする。受け取れる理解と説明の間にあるギャップをなくしたくなります。
ちょっと説明すればわかることを、説明しないのはもったいない。「なぜなのか」がはっきりとしない会話を聞いていると、もやもやが残る。せっかく言葉を使っているのだから、少しでも内容が伝わるようにしたい。
どんな前提で物事を考えているのかが共有できていないと、それ以降での会話も噛み合いにくくなるでしょう。
例えば、ぼくを含め3人で話しているとき、こんな感じの会話があった。
A「虹っていうのは、つまり光の屈折だから、」
B「へえー、そうなんですか。」
ぼく「太陽の白い光は、様々な色の光が重なって白く見える。太陽からの光が空中の水分に当たって戻ってくるとき、その光がそれぞれの色の光に分かれて見えるんだよね。それをAくんは、光の屈折によるものだと言ってるんだと思う。」
B「そういうことなんですね。」
この会話をより一般化すると、次のような流れになる。
A「Xの本質は、Zなんだよね」
B「そうなんですか」
ぼく「Yという理由から、Xの本質はZと言えるんだと思うよ」
B「そういうことなんですね」
会話の中で共有できる前提を増やしていけば、深い話をスムーズにできるようになる。人間関係がステップアップする。そうなれば、お互いに話が伝わりやすくなって、話が膨らんでいく。
次に、あなたが誰かの会話を聞く機会があったら。一つ一つの発話に、どんな前提が隠れているかを気にしてみると、面白いと思いますよ。
あなたの反応をお待ちしています。木村すらいむでした。ではまた。