ぼくはカレーが好きです。
材料を揃えて、テクニックを磨いて、おしゃれな食事を作る、みたいなことに興味が湧かないんですよ。
- 栄養価があって
- (材料の購入含めて)作るのが簡単で
- 安い
この3条件を満たすものしか自炊したことがないのです。
その中でもカレーは、栄養バランス、調理の楽しさ、ご飯との組み合わせで何食分も食べられるという点で、すばらしい。
今回は、カレーを一ヶ月作り続けたぼくが見出した、レシピ「おいしい作り方」との違いを写真で紹介していきます。
1.厚手のなべにサラダ油を熱し、一口大に切った肉、野菜をよく炒めます。
2.水を加え、沸騰したらあくを取り、材料が柔らかくなるまで弱火〜中火で約15分煮込みます。
3.いったん火を止め、ルウを割り入れて溶かします。
4.再び弱火でとろみがつくまで約10分煮込みます。
CGC コク仕込みカレーのルー裏面。これが「おいしい作り方」のレシピですね。
量としては、この10皿分を目安に作ります。
用意した材料はこちら。玉ねぎは一個半、人参は一本、他はすべて使い切ります。
カレーを作るときは、何も考えずにスーパーでこれらの材料とヨーグルトを選んで、すぐに買い物を終わらせています。
材料と料理のマッチングの難しさが、調理の楽しさでもあり面倒臭さでもありますね。
1.厚手のなべにサラダ油を熱し、一口大に切った肉、野菜をよく炒めます。
炒めません。炒めてから作ったこともありましたが、さじ加減が悪かったのかそれほど火が通っていませんでした。どうせ煮込むなら、煮込みをしっかりすることの方が大切なのだと学びましたね。
ということで、具材が浸る程度に水を入れ、沸騰直前くらいまでに温めます。その間に野菜を切っていきます。
ちなみに、なべの大きさは1.5-2Lくらいかな。
火をよく通したいものから順に、一口大に切っていきます。経験のうちに、安全かつ効率の良い切り方になっていきました。
じゃがいもの芽は取りますが、皮はむきません。しっかり煮込むと、皮は溶けて見えなくなります。
切った具材を鍋に入れていきます。ジャガイモ、人参、玉ねぎ、豚肉の順。
2.水を加え、沸騰したらあくを取り、材料が柔らかくなるまで弱火〜中火で約15分煮込みます。
材料が浸るくらいまで水を加えます。あくは面倒なので取りません。強火で20分強煮込みます。
この煮込みが、カレーの質を左右する重要なポイントです。
具材がどれだけ煮込まれるかは、単に火の強さだけでなく、水の量に依ります。水が多ければ、それだけ火力を強めなければなりません。
とろとろになるまで徹底的に煮込んだときの方が、ぼくはおいしく感じました。
そこでの成功体験から、できるだけ水を減らして長時間煮込むようにしています。加熱で水が飛んで具材が焦げ付かない、ぎりぎりのところを攻めます。このあたりのさじ加減は経験ですね。
20分後。とろっとろですね。もうこれだけでうまそう。かなり野菜が縮んでいます。次回は、もう少し野菜を入れても良さそうです。
3.いったん火を止め、ルウを割り入れて溶かします。
煮込みで水が少ないので、望みの量まで水を入れます。当然中身は冷えるので、火は止めません。
ここではルウを溶かすことがポイントです。ルウを投下したら、底のほうからすくい取るようにかき混ぜます。底に焦げ付きが残らないように。
しっかり底を綺麗にしておくと、ルウが全体に溶けて、鍋洗いも簡単になります。
4.再び弱火でとろみがつくまで約10分煮込みます。
中火で10分煮込みます。ふつふつと軽く煮立っているくらいのほうが、ルウが染み込みやすいような気がしています。気のせいかも。
これで完成です。
炊きたてのご飯と
できたてのカレーを
大きなお皿に盛りつけて。いただきます。
ごちそうさまでした。
余ったカレーはパックに入れて、冷蔵庫に保管します。食前に入れようとすると熱すぎるので、食後のタイミングが良いです。
パックは、ジップロックコンテナー 大を使っています。捗りますね。
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保管したカレーは、7回くらいかけて食べました。2-3日分ですね。
40-50分の調理で、これだけの量が作れます。カレーを作らない理由はないですね!
「おいしい作り方」のレシピとの違い。それは、煮込みを徹底的に行うということです。それにつきます。
あなたはどんな風に調理をしていますか?レシピを参考にしたとき、どれくらいアレンジしますか。
あなたの反応をお待ちしております。木村すらいむでした。ではまた。