ネットのごく一部で流行っている言葉や画像(ミーム)を解説するウェブサイト

個人がラジオを公開できていることの、おどろき。

今日は、ネットと情報発信について。

昨日は、ぼくとラジオの思い出の話をしました。

それを踏まえて、今回は、ぼくがラジオを公開できていることの驚きについて話をします。

 

まずは、夏休みくらいに読んだ一つ読んだ本の紹介を。

リアルタイムメディアが動かす社会という本。

明治大学で2011年に行われた、リアルタイムメディアが動かす社会という講義の講義録。

リアルタイムメディアとは、 TwitterFacebook などのSNS, Youtubeなどの動画共有サイト、Ustreamニコニコなどの生放送。

起こったことがすぐさま情報として伝搬していくようなメディアを、リアルタイムメディアと呼ぶ。

リアルタイムメディアが、戦地での市民運動を支えたり、東日本大震災後の原発の状況を伝えるのに役だっていたり。

そういった状況を、ジャーナリスト、市民活動家、ライターなどが、既存メディアと比べながら語る。

ぼくが、なんでこの本を紹介したかっていうと。

Web が普及してきて、SNSとか、生放送が個人によってできるようになったことで、日本だけでなく、南米や中東などの戦争が起こっている地域でも、実際に運動をする力になっていたり。

東日本大震災後に Twitter をやっていた方 ならわかると思いますが、デマを引き起こす力になっていたり、逆に情報提供をする力となっていたり。

リアルタイムメディアが社会に普及して、大きな影響を及ぼしているんだな、ということを伝えたかった。

 

もう少し過去に戻っていくと。

この夏、NHKの放送博物館というところに行きました。

そこで学んだことは。

NHK(の前身)はもともと、1920年台に、ラジオ局としてはじまった。

そして、ラジオというものには、良い側面と悪い側面があることを知った。

関東大震災直後、混乱の中、特定民族の人を迫害しようとする口伝えの情報。そういういい加減な情報を防ぐために、ラジオ、公共放送を発足して、正確な情報を伝播していこうとする良い側面と。

一方で、戦争への呼びかけというか、誰もが同じような意識をもつための手段となったという悪い側面。

 

ラジオができることって、そういう、大きな影響力をもつものだと思います。

そのラジオを取り巻く状況が、ここ最近になって変わってきた。

1990-2000年になるまでは、個人がラジオ放送をすることなんて、できなかったわけですよ。

放送局をもつには電波に関する権利をもっていなければならないし、色々面倒くさいです。

ぼくがきむラジでやっていることは。

ただ、声を録音して、ちょっと画像をくっつけて、Youtube にアップロードする。

お金もかからずに、一瞬で公開することができて、聞いてくださる方には聞いてもらえる。

 

そういう、ネットがある前と後の落差って、やべーなと。

Web というものが普及してから、時代が変わったなあと思います。

 

こんなところで。

あなたや、あなたの身の回りの人はどのように ネットに接していますか。

何を見てますか。動画サイト、ラジオ、ゲーム、ニュースサイト、ブログなど。

ネットを使い始めてから驚いたことはありましたか。

こういう社会現象が起こっているとか、こういう生き方をしている人がいる、とか。

あなたの声を聞かせてください。

木村すらいむでした。

ではまた。

 

この記事は、音声でもきけますー。