家の近くに、選挙候補者の看板が立っていた。
駅前では、候補者の大きな声が聞こえてくる。
ぼくはいま、22歳。
「投票しようがしまいが、政治には大して影響しない。だったらなぜ投票するのか。」
そんな話を、大学のときにしたりした。
投票に行ったこともあるし、行かなかったこともある。
国に支えられた生活をしていることを思い出す機会として。
生きる心構えを得るために、投票に行ったほうがいいんじゃないかなと、いまは思っている。
実際に投票に行こうとすると、「候補者をどう選べばいいか?」という疑問がでてくる。
その疑問がめんどくさいくと、行くのをやめるかと思ってしまう。
そこで、最もシンプルに、気楽に投票できるための考え方を考えてみた。
まず、テーマや論点を一つだけ選ぶ。
例えば、次のようなページもある。
最近何かと話題の『集団的自衛権』。ニュースや新聞でもよく名前を聞くけど、なんだか難しい感じがしてイマイチよくわからない。
「『権』ってことは権利なんだから、持ってた方がお得じゃない?」
「いやいや、でもあると戦争になるっていう話も聞くし。」
「ホントのところはどっちなの?」
そんな疑問やモヤモヤを感じてるけど、誰にも話せないし聞けないし…という人の為にQ&Aを作りました。さらに興味のある人は、政府の内閣官房が発表しているQ&Aと比べてみてください。
原発の稼働や、働き方についてなど、なんでもいい。テーマを一つ選ぼう。
それについて、 Yes か No か思う所があるだろう。どっちか決めよう。
しっかりした根拠はなくてもいい。失敗したら、次に生かせばいい。
そしたら、Yes/No と、政党名や候補者名を結びつけよう。
集団的自衛権の例なら、「政党名 + 集団的自衛権」で Web 検索してみればよい。
いくつか見比べれば、「ここには投票したくない」「ここはマシそうだ」と思えるだろう。
あとは、投票日に投票場所に行くだけだ。忙しいなら、期日前投票がある。
実際に行くことの、参加感が大事だ。
国、政府、投票システムのなかで、ぼくらは生きているのだ。そういうことを実感できる機会だ。
どんな人が投票しているのか、どんな人が自分の地域に住んでいるのか。投票場所に行くと、そんな様子が見える。
完璧な答えなんてどこにもない。
だから、ちゃっちゃと投票してしまえばいいのだ。
失敗した候補に投票したとして、職を失うわけでもない。
それでも、もやもやするなら。もっと政治のことを調べてみればよいだろう。
きっと関心があるのだ。