文章を書いてみたいけれど、書けない人へ。
「あの人は、知識をもっているから書けるんだ」と考えることはあります?
書けないのは、情報をもっていないからではないと思います。
ぼくの最近ブログ記事を書くときは、事前の調査をしないようにしている。
誰かの記事を読んで思ったこととか、検索エンジンで調べたことから書き起こしてはいない。
人と話をするときに、じっくり調査して話を構成してから話すだろうか?
プレゼンテーションをするならそれは必要かもしれないが、単なる小話にそれは必要ない。
面白い情報を引っ張ってくれば、その文章は面白くなるかもしれない。
面白い記事を書きたいなら、引っ張ってくる能力を高めるのは重要なことだろう。
でも、「文章を書きたい」と思っている人は、そういうことを気にしなくてもいいんじゃないか。
それに、もってくるスタイルで文章を書くにしても、結局は、引っ張ってきたものをどうアレンジして提示するかという部分は求められるわけだし。
言いたいことだけ言って、独りよがりの文章になっていないか心配になることはある。
それはふつうの気持ちだと思う。
だから、その心配の気持ちは、とっておけばいい。
不安を解消するために、通説とか正確な情報とかを、調べなくていいと思う。
仕事として文章を書くなら別なのかもしれないけど。
書いている途中に調べてしまうと、言いたいことを調べた内容にあわせてゆがめてしまうかもしれない。
調査をしなかったら、何にも書けないよ、どうするのって人へ。
新たに情報収集をしないで書くなら、何の情報も参照しないかというとそうではない。
自分の体験や既におぼろげにもっている情報を種にして書けばいい。
何かテーマを適当に決めて、思い出せること、引っかかってること、気になること。
白紙のメモ帳に、書きまくっちゃえばいい。
そこから、人に伝えたいようなことを引き出していこう。
自分と向き合って、書きたい気持ちや伝えたいことさえ見つけてしまえば、調べることなしに書けるものですよ。