シャンプー、何のために使っているのか、イマイチわかっていない。
水洗いだけだとどうなるのかを知らない。
「シャンプー 成分」で調べてみても、成分比較をしてシャンプーを薦めるサイトばかりが出てくる。
いくつかページを飛ぶ中で共通していた、「頭皮の洗浄をしないと、結果として髪が痛む、だから頭皮の洗浄のためにはシャンプーが必要」という論理には納得がいった。
うんうん、なるほどファッションなんだ、シャンプーって。
清潔感とか言う言葉が入り込んだりはするけれど。
手洗いのための石鹸とは、少し狙いが違うんだな。
この世界の大抵のことは、ちょっと踏み込めばすぐにわからなくなる。
「シャンプー 成分」で調べてみても、シャンプーは何のために使っているのかについての答えにはすぐにたどり着けない。
調べて出てくる答えには、限界がある。自分が何を求めているかがわからない限り。
また、「シャンプーは何のために使っているのか」と検索をかけてみても、それらしいことを考えた文章は出てこない。
調べたいことがわかったとしても、それは簡単に手に入る情報として広まっていないような物事かもしれないのだ。
調べることをおろそかにするつもりはない。テーマを決めて、文献や資料をささっと調査してまとめる能力は大事だ。
ただし、それだけでは手に入らないものがある。
検索しても出てこないような、自分にとっての答え。それを与えてくれるのは、ただ自分の考えだけだ。
「シャンプーはファッションである」というのは、それほど客観的な意見ではないかもしれない。
それでも、自分が納得した瞬間というのは、他の誰の意見にも左右されず満足できるものだと思った。