「人生に無駄な時間はない。」という体験をした。
今日は休日だったので、家にある本をスキャンしていた。(参考:本を読みますか?パソコンを使いますか?もしそうなら、本をデータ化すると気持ちいいですよ。)
3時間経って、そろそろ飽きてきたなあと思った頃、気づいた。
思っていたより本が減っていない。
文庫本から手をつけるのがよいだろうと作業効率を優先した結果、スキャンしたかった本が一切スキャンされていなかった。
正直、3時間をかけてまで文庫本はスキャンしなくて良かったと思うように価値観が変わった。
これまでの3時間は何だったのだ。
時間を無駄にした。頭悪かったなあと悔やんだ。
待てよ、と少し冷静になってみると、時間を使わなければ得られなかったことを得ていた。
安い本ならば、また買えばいいのだ。
しょっちゅう読み返さない本ならば、また買えばいいのだ。
1冊10分くらいかかるスキャン、その10分をもつことと、本を再び購入することとを比べてみればわかる。
スキャンせずに処分してしまっていい本ってほとんどなんだ、ということを。
失敗した時は、悔しい気持ちでいっぱいになるときになる。
その悔しいという気持ちは、もっと賢ければなんとかできたという気持ちだ。
だから、そんな気持ちを晴らしたいときは、その失敗によって何かを体験を通じて学ぶことができたんじゃないか、と考えることだ。
最初からよくわかっていることなら、たとえ失敗したとしてもあまり悔しくない。
悔しいなと思うときは、その気持ちを学ぶことに向けると、意味があったんだなと思えるようになるだろう。