仕事の「やりがい」という言葉を聞くことがある。
抽象的な言葉だ。ぼくにとっては、そのままではなんだかよくわからない。
少し考えてみる。
「やりがい」のうちの一つは、人から反応をもらえる、ということではないか。
どのようにして、そう考えるに至ったか。
ぼくは、人が何を根本のモチベーションとして生きているのか、普段から気になって仕方がない性格だ。
かといって、出会い頭にいきなりその話題を切り出しても、伝わらない。
そんなときは、具体的に「仕事をしていておもしろいのは、どんなときですか?」と聞いてみる。
そんな中で、ある程度共通する答えのようなものがあった。
「自分の仕事によって、お客さんに喜んでいただけた」
「あこがれの人から、批判込みで細かくコメントをいただけた」
たとえ、ネガティブな反応であっても、反応がないのに比べれば刺激になる。
仕事という行為の結果や成果物に、人から反応があるということは、仕事の基本的な面白さなのだろう。
人から反応があってようやく、自分のしたことの意味というのが気持ちとして実感できる、ということは往々にしてある。
ぼくも、久しぶりにあった知人から、このブログについてコメントをいただけることがあって、そのときは、まさか読んでいるとは思っていなかったので驚いてしまう。
後になってこっそりそのことを何度か思い出したりして、そのときに反応があったことが嬉しいことに気づく。
ぼくは、何をしているのが面白いのか、わからなくて考えていたりすることがある。
じゃあ、人は、どんなことをしたときにおもしろいと思うものなのか?
ざっくりとだが一つ選ぶとすれば、すぐに反応が返ってくるようなことだ、と思うのでした。