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情報の差を見つけて伝えることが企画になる。企画の基本を「はじめての編集」に学ぶ。

企画をつくるって?

人に価値を提供する。そのための企画を作る。

そのことに僕はきちんと向き合ってこなかったけれど、企画をすること自体は面白そう。できるようになってみたいものです。

でも、どうすればいいのだろう?例えば、文章を書くことを通じて人に価値が提供できるようにするためには、何を基準に考えていけばいいのだろう?

企画を立てるときにターゲットを設定するのが大事だということはわかるけれど、では企画のいったい何がそのターゲットに価値を提供するのだろう?

 

知らない情報を提供することが価値になる。

そんなことを疑問に思いながら、「はじめての編集」を読んでいたら、企画の原則を伝える一節を発見して驚きました。

まず、「新しい」を伝える、というのは企画の基本のひとつです。

新しいこと=ニュースなものは企画になります。皆さんもふだんの会話を思い浮かべてみてください。「ねぇ、これ知ってる?」「あれ知ってる?」というのは日常会話が始まる最も一般的なきっかけです。受け手がまだ知らないであろう未知のことやものを伝える、というのはもっともシンプルでベーシックな企画の立て方なのです。

 

つまり、受け手が今知らない情報を提供することが、企画を立てる指針になるのです。

言われてみれば当たり前ですね。興味をもっていることについて、自分がまだ知らない情報を提供してくれる話が聞けるのなら、お金を払ってでも聞きたくなります。

 

この法則を活用して企画を立てたいならば、「人の知らない情報を見つけよう」という考えが生まれてきます。

人より多く情報を集めることは前提として、ただ満遍なく情報だけを集めているだけでは、企画を立てるのは難しいことがわかります。人がまだ持っていない情報を見抜いて、捕まえておく力がいるのです。

 

 

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ここで紹介した企画の立て方の話は、「はじめての編集」で書かれていることのほんの一部。

編集の定義は、”「企画を立て、人を集め、モノをつくる」こと。”と言い切り、編集のあり方を簡潔でありながら本質的な表現で伝えています。きちんと読んで理解すれば、必ず基礎を獲得できる。そんな本です。