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英語は暗記が有効。大学受験を通して培った単語カードの使い方を紹介します

英語文章の読解や筆記試験には、どうしても単語の暗記が必要になりますよね。

この記事では、僕が大学受験に向けた英語の勉強で身につけた、効果的な暗記法を紹介します。暗記をすることで、センター試験英語の点数でいうと40点くらい上がりました。

 

暗記はどうあがいても読解の基本だった

高校2年生の冬、大学受験の勉強に向けて、まずセンター試験の過去問を解いてみた。英語は5割に届かない点数でした。

そこで気づいたのは、語彙力の不足でした。解き終わったあとに回答解説を読んでみると、文法はわかっているのに、単語を知らないから理解できない場所がたくさんありました。

 

頻繁に登場する英単語を相手にする

「知らないから解けない」、これは別の言い方をすれば、「覚えてしまいさえすれば点数が伸びる」ということです。

その考えから、テキストで頻出するけれども覚えていない単語を暗記するようにしました。

より具体的には、単語帳(単語カード)を作りながら、漏れ無く着々と覚えていきました。

 

 

表面に覚えたい単語を書き、裏には意味を書く。単語帳と言うと味気ないかもしれないけど、自分のための英語辞書があると思うと、ワクワクしませんか?

 

コクヨの単語帳のリングの外し方が慣れていないと難しいようなので、紹介動画を作りました。

 

使い続けられる単語カードを作るコツ3つ

  • 追加する単語を減らす

出会った単語すべてを追加したら、どれも覚えられないままストックに溜まっていってしまいます。既に何度も目にしているけれど覚えられていない単語、電子辞書を引いてメジャーとされている単語から優先して追加していきます。

 

  • 裏面を辞書のコピペにしない

辞書の記述をそのままに写すと絶対に覚えられません。だいたいの英単語に、5個以上の日本語の意味が書いてあったりして、あれを書き写していたら時間もかかります。品詞と意味、必ず一言でまとめましょう。英単語を、辞書に書いてある言葉からどれだけ自分の言葉に翻訳できるかが、覚えやすさに直結します。

 

  • 覚えた単語は消していく

一つの単語帳をパラパラめくっていって、「もう一瞬で意味が思い出せる」ような単語が増えてきたら、別の単語を作りましょう。まだ覚えられていない単語があったら、それは新しい単語帳に引き継ぎましょう。単語帳には常に、覚えられそうで覚えられないその境目にあるようなものだけを残しておくと、やる気が継続します。

 

疎かにしてはいけない、実際に記憶を定着させる方法

単語帳を作ったら、筆箱かズボンのポケットに突っ込んでおいて、いつでも取り出せるようにしておきました。

覚えやすさを考えながら使い続けて、僕は最終的に次のような手順にたどり着きました。

  1. 1枚あたり10秒程度の制限時間をかけて思い出す。思い出せる/思い出せないよりも、何秒で思い出せるかという記憶定着度に注目する。
  2. 思い出せなかったカードには×印などをつける。辞書を引いて意味や例文を確認し、もう一度カード裏面の記述を考えなおす。
  3. 一周したら、その一周で間違えた単語が思い出せるかどうかを再度短く確認する。1分後にあやふやにしか思い出せないことは、5分後になれば確実に忘れています。ここで無理やりにでも定着させておかなければ、単語帳の確認することによる収穫ゼロです。

 

休み時間、登下校前後、起床就寝前後などのタイミングで単語帳を確認していました。新しい単語を追加した時はまめなチェックが大事です。十分に定着してきたら時間を空けても大丈夫。

 

電子単語帳 Anki を知っていますか

こうして単語を覚えていったら、数ヶ月の間にセンター試験模試の点数は平均して30-50点伸びました。簡単に効果が出たので、それまで暗記に苦手意識のあった僕も、暗記はありだなと思うようになりました。

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結果、大学受験における英語の苦手意識はなくなり、無事に合格できたのですが、なんとこれまでの処理を自動でやってくれるソフトがあったことを合格後に知りました。

その名は Anki。 英語圏の方が、日本語を「暗記」して学ぶために作ったソフトのようです。アンドロイドや iPhone とも連携できます。

思い出すのに手間取った単語ほど頻繁にチェックするような仕組みになっていて、僕がこれまで考えてきた工夫をすべて取り込んでいるソフトでした。大学入学後、TOEIC などの英語筆記試験の単語対策に役に立てました。

Anki よりも簡単に使えるより新しいソフトとして、zuknow というのもあるようです。こちらは初心者向けのイントロダクションがしっかりあって、使い始めやすそう。

 

まとめ

  • 単語カードを使うなら、数ではなく質を考えながらこなす
  • デジタル世代は電子単語帳 Anki を活用しよう

 

自分の手で試行錯誤することはもちろん大事ですが、情報をもっているとそれだけである程度スキップできるといういこともあります。大学受験や資格試験などで暗記の必要性を感じときに、この記事がお役に立てればと思います。