どうも、木村(@kimu3_slime)です。
僕は、東方Projectというゲーム・音楽を中心とした作品群が好きです。このブログでも、「東方Project」で一つのカテゴリを作っています。
あまりにも書きたいことが多すぎて、しかも整理されていないので、語りきれない……。
今回は、まず僕と東方Projectとの出会いについて書こうと思います。
FLASH黄金時代の中で生まれたダンシング☆おにぎり
時は2005年。僕は中学2年生、14歳である。
当時、同じくらいの年でパソコンやインターネットを自由に使わせてもらっていた人は少なかったと思う。スマートフォンなるものは存在しなかった。
NINTENDO64やゲームキューブなどの家庭用ゲーム機に飽きていた僕は、家にいる大半の時間をインターネットで過ごしていた。
僕が見ていたインターネットでは、2ちゃんねるとともに、FLASHで作られたアニメやゲームが一つのブームになっていた。FLASH黄金時代と呼ばれている。赤い部屋、オラえもん、マイヤヒー……インターネットはまだあまり商業化しておらず、著作権に対する考え方も比較的甘かった。
FLASH音楽ゲーム、ダンシング☆おにぎり
そんな中で生まれたのが、ダンシング☆おにぎり(以下、ダンおに)という音楽ゲーム(以下、音ゲー)だ。流れる曲のメロディに合わせて、キーボードの矢印を叩く。名前からして、どう考えても商業ゲームのダンスダンスレボリューション(DDR)のパクリだ。いや、オマージュか。ダンシング☆おにぎりの歴史については、ニコニコ大百科が詳しい。(参考:Dancing☆Onigiri – ニコニコ大百科)
ダンおには流行した。ダンおにを作るためのソースが公開され、音楽と譜面を変えた作品が誰でも作れるようになった。例えば、ダンおにをメインコンテンツとしている個人ホームページ「風見の地」では100曲以上の曲が公開されている。fixyさんの作品には本当にお世話になりました。パソコンを使って良いとされていた制限時間の中で、ずっとやってた。
画像引用:風見の地
ダンおにとインディーズ・同人音楽
ダンおにで使用されている曲は、基本的に商業的に流通している曲ではない。CDで販売された曲を利用したら、某権利団体に訴えられてしまうだろう。逆に言えば、ネット上のみで公開されている曲が多く使われていた。デスクトップミュージック(DTM)という言葉があるように、コンピュータを使って作曲し、作品を公開しているミュージシャンたちがいた。
例えば、onokenさんが作曲した「Felys」は、権利者を表記していくつかの条件を守れば、自由に使えることになっている。(参考:axsword) ピアノとストリングスを中心とした劇的な曲展開を見せるFelysはホームページで無料公開されているので、ぜひ聞いてほしい。
onokenさんの楽曲はiTunesでも購入できる(買った)。
「東方系」なるダンおに作品
そうして僕が出会ったのが、「東方系」のダンおに作品だ。出会った時は、「東方系」とは何のことかわかっていなかった。個人ホームページ「猫眠」の作品、「東方妖妖夢~The ancient temple」をプレイしたので、その動画をのせておこう。
[nicodo]sm28937803[/nicodo]ダンおにでよく使われていた東方系の曲は、どぶウサギさん、ビートまりおさんによるものが多かった。シンセサイザーやエレキギターが利いたハイテンポの曲で、ダンスゲームに合っているのだ。
僕は、猫眠やSpeedStarTが公開している東方系の曲を使ったダンおにが好きだった。最初は、どぶウサギさんの曲が好きなのだと思っていた。しかし、ビートまりおさんの曲も「東方」という何かが関係していて、それも良い曲だったのだ。学校へ行き帰りする時間、脳内でそのメロディがずっと繰り返していた。
東方系は、シューティングゲームの曲だった
そうして行き当たったのが、東方Projectと呼ばれるシューティングゲームを作っている、上海アリス幻樂団のホームページだった。
画像引用:上海アリス幻樂団
当時は、この怪しげなトップページから、アダルトサイトか何かなのだと思ったことがあった。ゲームのページを開いても、謎の萌えっぽい少女イラストが登場するし。
画像引用:少女弾幕奇譚 「東方妖々夢 ~ Perfect Cherry Blossom.」
ダンおにで使われていた「東方系」の曲は、上海アリス幻樂団が作っているゲームのBGMをアレンジした曲だったのだ。
そして、僕は体験談をプレイし、原曲に触れることになる……。
次回は、東方Projectの体験版プレイ、製品版購入の思い出でも書こうと思う。
木村すらいむ(@kimu3_slime)でした。ではでは。
関連記事
原作体験版でお気に入りのMIDI曲三つを語る 僕と東方Projectとの出会いその2
高校生の初コミックマーケット参加・初同人ショップ体験 僕と東方Projectとの出会いその3
匿名掲示板・wiki・ブログには、一緒にものを作る楽しさがある 僕と東方Projectとの出会いその4