「差別はいけない」というけれど、なかなか難しいよね。

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どうも^σ^,@oily_slimeです.今のTwitter ネームはブログで書きものをする名前として合いませんね.名前を考えなくちゃ.

 

さて最近,白杖をもった生徒が,白杖に躓いた人によって蹴られたというニュースを見ました.

これは蹴った人と蹴られた人の問題なのでしょうか.

このニュースは,Twitter でも話題になっていました.Togetter で白杖歩行中の盲学校生徒が蹴られた事件についてあれこれ。というまとめも作られています.

その生徒は全盲なのに腕時計をしているのはなぜか,本当に全盲なのかといった声を見ました.後に,視覚障害者用腕時計というものが存在することを伝える人がでてきていました.それを見て,誤解を解いた人もいます.

今回は,こうした出来事を目にして,「いけない」と思ったり,言ったりすること以外に何ができるのだろう.当事者だけの問題ではないと思うとしたら,どう考えたら良いのだろう.そうしたことを書いてみます.

 

身の回りの点字ブロックに目を向けると

そのニュースの後,地下鉄のホームを歩いていたら,こんな場所があることに気づきました.点字ブロックの上に大きな柱があります.

ホームって狭いし,いつ落下するかもわからない危ない場所だといつも感じています.

このような公共交通機関が「点字ブロックの上に荷物を置かないで」という呼び掛けをしても,説得力に欠けてしまうのではないでしょうか.何のための点字ブロックなのでしょうか.せめて柱を避けるようなブロックの誘導は工夫できないのでしょうか.柱を動かすことはそう簡単にはできません.駅をつくった時点でそうした考慮が欠けていたということなのでしょう.これからの建物では,こうしたことは起こらないようになっているのでしょうか.

 

「差別はいけない」とは言うけれど

差別はいけないと言われます.ずっと昔から色々な場所で言われ続けていることです.

しかし,ここで取り上げたことは,今の社会で起こっている事実です.差別というカテゴリに入るかどうかはさておいて.

多くの人が「いけない」とは口にするものの,そのことが社会において実践されていないことがあります.同性同士で恋愛することは「健全ではない」と言われることがあるように,社会の人が口にしているけれども,その考えが適切だとは思えないようなこともあります.僕だって,差別したくないとは思っています.そう思っている人はきっと多いでしょう.それでも,人と話していて,どこかで差別してしまっている場面があるのかもしれないと,心のなかで恐れることがあります.

社会の人間は,差別する人そうでない人とで白黒に分かれているものなのでしょうか.差別は特別な誰かの問題なのでしょうか.差別とは文脈が外れますが,法をもって白黒分けることについて グレーなものは抑えこんでもなくならない という記事を書いたこともありました.

私たち個人は,差別ではないかと思うようなことを見たときに,「いけない」と思うこと以外に何もできないのでしょうか.他者と協力することはできないのでしょうか.適切とは思えない常識を問いなおすことはできないのでしょうか.社会は何の影響も与えることのできないどうしようもないものなのでしょうか.

そんなことはないだろう.そう思いたい気持ちがあります.

 

私たちは差別的な日常を生きている

じゃあ,どうしたら良いのか?できれば,それほど時間をかけなくてもできることはないのか?

僕は今回,好井裕明 編「排除と差別の社会学」という本を読みました.

排除と差別の社会学 (有斐閣選書)
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「差別はいけない」「差別のない社会を目指す」と書くことが薦められる感想文を体験した方は多いのではないのでしょうか.そうした,決まりきった感想のどこが問題なのでしょうか.

私たちそれぞれが,つねに差別する可能性をもっていると言い切れるのはなぜなのか.私の生活に差別は関係ないとは言えないのはなぜなのか.

無知は差別の温床と言われるが,差別を知るための知識はどこでつければ良いのでしょうか.

そうしたことが本では述べられています.

 

「いくら細かく正確な知識がついたからといって,それだけで差別をしないではない.社会はそんなに甘くないのでは.」と思う方もいると思います.それについて好井さんは,

差別問題をめぐる知識を身につけるとともに,私たちがいかに差別的な日常を生きているのかを,見つめなおしていく必要があるのではないだろうか.

と「普通であること」を見直す必要性を述べています.

さらには,排除や差別を,”生きる手がかり”として活用しましょうと好井さんは述べます.

「差別はいけない」とだけ言うのではなく,排除や差別をしてしまう可能性をもつ自分を認める.そのうえで,どうして自分はそうしたことをしてしまったり,考えてしまったりするのかを見直すきっかけとして,排除や差別を活用しましょうと.

排除を差別を活用する方法だけではなく,個別の問題を手がかりとして考えてゆくことも扱っています.

屠場,マスメディア,ジェンダー,同性愛,異性愛主義,障害者,ハンセン病,ユニークフェイス,ひきこもり,新卒採用,外国人,部落 といった内容も扱っています.日常的な発言に覚えた違和感を話のきっかけとし,社会情勢との関係についても分析している文章が集まっています.

 

おわりに

結局,この本を読んだからといって,根本的な問題が解決できるようになるわけではありません.それでも,日常に起こっている差別や,少し違和感を覚えたことをきっかけに考えるにはどうしたらよいか.それを考える役には立ちます.一人でも一歩,歩み出すための本です.

今回はこのへんで.

ここまで読んでいただき,ありがとうございました^σ^.

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