人の主体性は、環境によって失われるものである

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どうも、木村(@kimu3_slime)です。

最近、自ら行動する主体性を持った人と、そうでない人との間に大きな溝があるとよく思います。

なんでこんなに違うのだろう? 僕は、人間には生まれつき主体性があるけれども、それが打ち消されてしまう仕組みがあるのではないか、と考えています。

参考:意味をつける力を持つ人と、そうでない人との断絶

 

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行動する人の周りに面白い人が集まって、主体性が再生産される

僕が主体性の違いを観察しやすくなったのは、大学に入ってからです。

優秀だなと思う人は、たくさんアクションを起こしていて、そのおかげで周りに面白い人が集まってくる。面白い人が集まると、情報・意見の交換が活発になり、さらにアクションが生まれる。一方で、人とのつながりが全くなく、いつの間にかフェードアウトし、学校から消えていってしまう学生がいる。まさに、「富める者はますます富み、貧しき者はますます貧しくなる」状況を感じました。お金ではなく、主体性が資産のようになっているんですね。

 

文化系トークラジオLife「「文化としての受験」外伝 Part1」で、鈴木謙介さんがおっしゃっていたことがこの話に近いので引用します。

(学生の)質の変化を一番感じているのは企業の採用担当の人でしょ。企業の採用担当からすると、取りたい人材がいない。取りたい人材ってどういう人材かっていうと、問題発見型というか、指示待ちじゃないやつですよね。っていうのを探そうと思うと、全然居やしないみたいなことになっていて。企業が求める像と、学生の意識がどんどんミスマッチしていってる中で。学生の側は、一部にはそういうすごい意欲のある、意識の高い人っていう言い方をするんですけど(笑)、意識をマインドって言い換えたりするんですけど。こういうタイプの人たちが一部にいる一方で、とにかく資格さえ取って保険かけとけばなんとかなるみたいな方向に二極化している。ところで資格は取ったけどどうするのって言われたら、問題発見とか、企業に対する姿勢とか意欲とか情報収集能力とかっていうのを求められたりする。

ところが、それって僕順番逆だと思うんですよ。意欲が、例えばない子がいるとするじゃないですか。見せなきゃダメだつって、エントリーシートとかにすごいガンガン書いて送ったりするから意欲があるんじゃなくって、意欲があるからスムーズにできるんですよ。それは、何度言ってもそういうところがあって。だから、もともとそういうのができるやつ同士が固まっていって、マインドで二極化しちゃうみたいなことになってるんですよね。これを手当てするっていうのは、勉強を手当てするのとは全く違うから、どうしたらいいかっていう問題は一筋縄ではいかないんですよね。

主体性の差は、このように就職活動においてもわかりやすく見られます。保守的な人は保守的に、主体的な人はますます主体的に見える。でも、その違いは就職活動から始まった話ではなくて、大学生活の時点から大きな差がついていたり、あるいは高校とかもっと前の段階から大きな差がついていたりします

 

主体性は誰にでもあるけれど、失われるもの

では、なぜこのような大きな差がついてしまうのか?

僕は、主体性は先天的な差、センスであるとは思いません。むしろ、人間として生まれた以上、誰にでも与えられているものだと思うのです。小さな子供は、どんな子供でも好き勝手にしていますからね。

しかし、主体性が失われてしまう環境、主体性を失くすように仕向ける仕組みがあるのではないでしょうか。

主体性を削ぐ仕組みの典型的なものが、あるべき姿に子供を育てようとする親・学校です。

例えば、「ネットはセキュリティ的に危ないから、使わないように」という教育があります。僕が中学生の時に言われていましたが、今でもあるようです。子供がネットを使いたがっているのに、「危ないから、心配だから」という理由で制限してしまうことは、主体性を失うことにつながります。「あなたの気持ちは尊重する。だけど、これこれこう言う理由だから、こう言う使い方はしてはいけないよ。わかる?」と言ったように、本人の意思をチェックしていないからです。「ネットを使ってはいけない」だけではなくて、「ゲームをしてはいけない」、「都会に遊びに行ってはいけない」、「恋愛をしてはいけない」というのもありますすね。

参考:「大人になるべき?」そんなことはない。「立派な大人」モデルを疑おう

「してはいけないことがあって、そのルールはあなたの意思によらずに決まっている」という態度を取られたら、子供の選択肢は2つです。

1つは、親や学校に隠れてやってしまう。子供は経験が少ないので、これはリスクだと思いますが、それでも主体性を失なわないだけマシな選択肢だと思います。

もう1つは、考えるのをやめて、言うことを飲み込んで、やらなくなる。これは最悪です。なぜなら、行動をしなければ、禁止になっている理由がわからないからです。「やってはいけないこと」が積み重なったら、何か自分でやってみようと思うことはなくなっていきます。新しいことをして学ばなければ、いくら年を取ろうが、一生子供のままです。

子供に言うことを聞かせて、望ましい子供に育てて、親や学校が安心したり、社会的な評判を得たりする。そのために、子供の主体性が犠牲になることがあるんですね。そして、主体性がない子供は、その仕組みに気づきにくくなっているから状況から抜け出せない。この仕組みは、親や学校に全く悪気がなく、むしろ「子供のため」に行われている(と信じている)からこそ、続くんですよね。

 

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主体性を取り戻すための、人のつながり

主体性はもともと人間に備わっているけれど、環境によって制限されてしまうことがあるという話でした。

主体性を取り戻すための方法は、環境を変えることだと思います。環境というのは、もう少し簡単に言い換えれば、人のつながりです。

僕が主体的に行動していていると思う人は、ある意味で強者だと思います。どう言う意味で強いかというと、面白い人をたくさん知っていて、そう言った人とつながりがあるという強さです。

例えば、経営者と対話をしたことがある人とそうでない人の間には、仕事に対する見方が大きく違う。学者と話をしたことがある人は、学問に対する考え方が違う。接してきた人間のサンプルが違うと、ものの考え方が全然違うんです

Twitter上で鉄面さんという方が残したつぶやきを思い出します。

ホモに厳しい人はホモの友達がおらんのでしょう。在日に厳しい人は在日の友達がおらんのでしょう。ニートに厳しい人はニートの友達がおらんのでしょう。鬱病に厳しい人は鬱病の友達がおらんのでしょう。障害者に厳しい人は障害者の友達がおらんのでしょう。実態を知らんのでしょう。

引用:在日に厳しい人は……夏。 @tetumen – Togetter
主体的に行動する人とそうでない人には大きな差がありますが、それが本質的な差だとは考えていません。実際、僕も高校生の頃まで主体性なんてまるでありませんでしが、大学に入り環境が変わって、自ら行動することが増えました。主体的に行動している変わった人や、面白い人、尊敬できる人に出会いさえすれば、人生は変わると思います。

参考:個人を起点にネットワークを育てること

木村すらいむ(@kimu3_slime)でした。ではでは。

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