どうも、木村(@kimu3_slime)です。
今回は、僕の好きな女性シンガーソングライター「やなぎなぎ」さんを紹介します!
孤独の中でも意思を持ち続ける人の物語を歌っている曲が多く、聞いていて励まされますね。
やなぎなぎとは?
画像引用:profile – やなぎなぎ Official Site
まずは、公式サイトから概要を引用しますね。
5月31日生まれ 関西出身 2006年から音楽活動をするアーティスト/ボーカリスト。
ふとした日常やノスタルジックな風景、童話のような情景を描く音づくりを目指している。
2009年、supercellからオファーを受け、「nagi」名義でゲストボーカルを担当。
2011年、「麻枝 准×やなぎなぎ」コラボレーションプロジェクトが始動。
2012年2月29日、TVアニメ「あの夏で待ってる」EDテーマ「ビードロ模様」でメジャーソロデビュー。
2013年7月3日には1stアルバム「エウアル」をリリース。オリコンウィークリー 4位を記録した。
そして、その後も3枚のシングルをリリースし、2014年12月3日には待望の2ndアルバム「ポリオミノ」をリリースした。
一度聴いたら忘れられない繊細な声質と、印象的な楽曲の世界観が支持され、活躍の場を広げている。
引用:profile – やなぎなぎ Official Site
アニメ「化物語」のED曲、supercell「君の知らない物語」のボーカルを担当していることで有名だと思います。(参考:nagi – ニコニコ大百科)
ホームページ:やなぎなぎ Official Site
Twitter:@yanaginagi
三つ葉の結び目・アクアテラリウム
「三つ葉の結びめ」は、アニメ「凪のあすから」の後期エンディングテーマ。僕が一番好きな曲です。
相手のことを思って自分を我慢して、空回りしてしまう人間関係。人と人の関係を「結びめ」に例えています。サビでグッと視界が上昇するような感じで、「ひと結び 人を結んで」と言葉遊びするところが好きです。
三つ葉の結びめは、実は数学用語でもあります。(参考:結び目理論 – Wikipedia)
──「希望乗せて行こう」と歌ってはいるけど、それほど「イエーイ!」っていうテンションではない?
なんか「イエーイ!」になる前の感情ってやっぱりあるじゃないですか。人は“何か”が起きて初めて「イエーイ!」になるというか。「三つ葉の結びめ」ではその「イエーイ!」が起きるための“何か”や、“何か”が起きたことで気持ちが分岐していく瞬間のことを歌っていて。だからその“何か”が起きたら、詞の中のこの人たちみたいに「希望乗せて行こう」って思える人もいろだろうけど、ある人にとってはその“何か”がとんでもないくらいテンションが落ちるものであるかもしれない。なんかそういう“何か”の曲なんです(笑)。
引用:やなぎなぎ 私が歌いたい感情になる前の”何か” – 音楽ナタリー
「アクアテラリウム」は、アニメ「凪のあすから」の前期エンディングテーマ。凪あす、ドロドロの人間ドラマでしたが、神話っぽいテーマが美しかったですね。
水の底に沈み、落ち着いたメロディ。でも、そんな静かな場所で、みんな眠っていく……。ちょっと恐ろしい曲ですが、そこが良いですね。ヒヒッ ヒヒッ ヒヒッ ヒヒッ……
春擬き・ユキトキ
「春擬き」は、アニメ二期「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている -続-」のオプニングテーマ。読み方は、春擬き(はるもどき)。俺ガイルのコアとなっているテーマ「本物」が歌になっている、お気に入りの曲です。八幡の立場でしょうか。
こんなレプリカはいらない
本物と呼べるものだけで良い
理想を持って「本物」を探し続けるけれど、その過程で衝突してしまうメンバーたち。「探しに行くのはきっと 今なんだ」と、今にも駆け出したくなるような曲です。
「ユキトキ」は、「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」のOPテーマ。雪ノ下雪乃のテーマとも言えるでしょう。
今までずっと、すべてのことを自分一人で解決しようと、他人に対して冷たくなっていた様子を、雪に例えています。雪乃にもかけていますね。
その雪が、新しい春になって出会ったメンバーによって溶かされていく。ユキトキですね。「連れ出して 連れ出して なんて ね」は、照れながらも花を咲かせようとする、初恋の曲にも聞こえます。
原作小説もオススメです。
参考:一人で居るのが好きな方は「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。」を読んでほしい
オラリオン
「オラリオン」は、アニメ「終わりのセラフ」の後期エンディングテーマ。
人類がほぼ絶滅寸前の世界の中で、百夜優一郎たちはなんとかチームワークを作って戦っていくアニメです。血縁を超えた「家族」もテーマとなっていて結構好きな作品ですが、少しマイナーなのでしょうか?
──あとタイトルやコーラスにある種宗教性のようなものを帯びさせたり、今回の詞って「終わりのセラフ」の物語にかなり寄り添ったものになってますよね。
そうですね。この詞で描いているのは「対比」や「二面性」みたいなものなんです。自分が信じているものが正義か悪か。「終わりのセラフ」の物語の中にそういう対比がよく出てきますし。
──吸血鬼憎しで闘う人間には人間なりの正義があるし、吸血鬼には吸血鬼なりの道理があるし、っていうお話ですもんね。しかも今は人間側と吸血鬼側に分かれて闘っているけど、実はかつての親友で、っていう2人が主人公ですし。
そういうストーリーや設定の中に自分の心当たりがあったというか、自分が感じている対比、二面性について描けたらな、と。「トリックスター」というフレーズがまさにそうなんですけど、主人公の百夜優一郎の行動とか闘い方がトリックスター的。だからある人にはすごくいいものに見えるんだけど、また別のある人には悪いものに見えることもあって。私も気付いていないだけで、実はそう見られていることもあるだろうし、逆に誰かをそう見ていることもあるんだろうな、っていう感覚があったんです。
引用:やなぎなぎ ニューシングル「オラリオン」が示す、彼女と言葉、彼女と他者の距離 – コミックナタリー
「全て失うまで 抗えトリックスター」の歌詞が示すように、自らの命を消費しながら戦う激しい曲です。トリックスターとは、物語において神や秩序を破りかき乱す存在のこと。進み続けることが善か悪かはわかりませんが、それでも最良の未来を祈り続けよう。
何が良いことで何が悪いことなのかわからない複雑な社会を生きる僕たちにとって、励みになる曲です。
やなぎなぎさんの声は、クリアで、神秘的です。聞いていると、これまで変わらなかったものが、変えられるような気がしてきます。ぜひ、チェックしてみてください!
木村すらいむ(@kimu3_slime)でした。ではでは。