聞かなければ、相手との信頼関係は築けない 「プロカウンセラーの聞く技術」を読む理由

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どうも、木村(@kimu3_slime)です。

1年ほど前のことになりますが、「プロカウンセラーの聞く技術」を読みました。

そもそも、なぜ「聞く技術」を学ぶ必要があるのでしょうか? 今回はその理由をひもといてみます。

プロカウンセラーの聞く技術
東山 紘久
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なぜ、聞く技術は必要なのか

聞く技術が必要とされる土台、前提は何でしょうか。

僕たちは、嘘のない人間関係、信頼のできる人間関係をもちたいと思っています。それは善いこと(役に立つこと)です。そして、人間関係は、お互いに理解しあうこと、相互理解から成り立っている。もしお互いのことがよくわからなければ、信頼しようがないですもんね。

人が互いのことを知るための手段として、話すことがあります。しかし、一方的に話すだけでは、相手を知ることはできませんよね。話したことが伝わったかどうか確かめられませんし、相手のこと・相手の真意もわかりません。

直接聞かずに、情報をかき集めて相手のことを理解しようとする方法もあるでしょう。しかし、それでは相手をよく理解できないでしょう。口コミやテキストには、発信された人の視点・バイアスがかかっています。例えば「目が大きい」という特徴を持つ人も、ある人にとっては「目が大きくて不気味」と捉えられるし、別の人にとっては「目がぱっちりとして可愛らしい」と解釈される。原点を辿らない限りは、必ず第三者の視点を仲介することになり、不正確です。

聞くことは、わかることの一つです。自分が話したことは、相手が聞く時点で、必ず加工されます。話の情報をコントロールするのは、最終的には話し手ではなく聞き手なんですね。聞き手の反応がなければ、話がどう思われたのかわかりません。聞き手は、必要ないと思った話は聞かなくてもいいわけですから。

「何も学ばなくても、僕らは話を聞くことができる。だから、聞く技術なんていらないんじゃないのか。」と思うのは甘い見通しでしょう。聞くことは、ただ音声を耳に入れることではなく、その内容を理解することです。わかるということは、しんどいことです。自分にとって都合の良い話を聞くのは楽ですが、間違っていると思えるようなことも受け止めるのはくるしいことでしょう。ついさえぎって、自分のことを話したくなってしまうものです。

でも、聞かなければ、相手を理解することはできません。良い人間関係を築いていきたいなら、「プロカウンセラーの聞く技術」でぜひ技術を身につけて、楽をしましょう。似たような内容の本として、インタビュアーの阿川さんの「聞く力―心をひらく35のヒント」もオススメです。

ニートの歩き方」のphaさんも、聞き手の少なさを指摘していますね。

 

僕はさまざまな本を読む中で、「対話する力」を持った人が増えれば良いなと思うようになったのですが、「対話する力」のベースには「聞く力」があります

お互いに言いたいことだけ言って、まるで相手を理解しようとしない無意味なコミュニケーションは割と見かけてげんなりするので、その状況を変えたいなと。

このブログのタイトルとなっている「文脈をつなぐ」にも、「相手の文脈を知ろうとする・聞こうとすることの大切さ」というテーマがあります。これからも、「聞くこと」の話を考察し、深めていきたいなあ。

参考:ブログタイトルを「アナタドウ?」から「文脈をつなぐ」に変えた理由

参考:ゴルギアス・ソクラテスの対話に学ぶ、哲学的問答・議論の基本的な態度とは?

参考:腹落ち感をつくる「ファシリテーション」は次世代リーダーの必須スキル

参考:科学コミュニケーション論における欠如モデル、文脈モデルとは?

参考:アドラー哲学の入門書「嫌われる勇気」を読んで、好きなことができるようになった

参考:内容の良し悪しに関係ない、説得する技術 アリストテレス「弁論術」

 

木村すらいむ(@kimu3_slime)でした。ではでは。

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