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「サスケ首絞め(首つかみ)」画像の元ネタ・初出は?

どうも、木村(@kimu3_slime)です。

Twitterで見かける「サスケ首絞め」画像(sasuke choked meme)の元ネタ・初出が気になったので、調べてみました。

 

「サスケ首絞め」画像の元ネタ・初出

サスケは、岸本斉史の漫画『NARUTO -ナルト-』のキャラクター

拡散されている画像の元ネタとなったのは、アニメ『NARUTO-ナルト- 疾風伝』の『第四百七十九話 放送10周年4週連続特別企画「亀裂」 』です。

サスケの家系であるうちは一族を全滅させた、サスケの兄・うちはイタチ。彼への復讐のために生きてきたサスケですが、兄との勝負には敗れてしまいます。そこでイタチが首をつかみながら言い放つのが、次のシーン

お前は弱い。なぜ弱いか。足りないからだ……憎しみが。

引用:NARUTO-ナルト- 疾風伝 – Amazon / (C)岸本斉史 スコット/集英社・テレビ東京・ぴえろ

これは『ナルト』の名言のひとつとも言える、名場面です。

 

そんなシーンですが、「サスケが首を絞められている画像」だけを切り取り、イタチでない別の誰かが首を絞めているように見せるネタが、ネット上で流行しています。

見つけられた中で最も古いのは、2019年1月15日の次のツイート。

右側の女性は、韓国のアイドルグループ・LOONAのYves(イブ)さんです。右側の画像の腕が、左側の画像と見事に組み合わさって面白い。

その後、さまざまな派生ネタが生まれていきました。

「私のタイムラインではサスケが少なくとも30回は首を絞められている」というネット上の声もあるくらい、爆発的に広がったようです。

参考:Viral ‘Naruto’ Meme Has Fans Taking Their Anger Out on Sasuke – comicbook

 

2019/01/21追記:

サスケ以外のアニメ画像を組み合わせる改変も生まれてきています。次のケースでは、『遊☆戯☆王』の遊戯との悪手。

 


たいてい、英語圏で流行の画像(ミーム)は英語圏にとどまり、日本語圏へはやってきません。しかし、今回は日本語圏にも広まってきてました。シンプルなネタであり、右側の画像を差し替えるだけで作れるコラ画像の文化と近いのが理由でしょうか。また、右側の画像がアニメでも実写でも良いという点は、このミームを広いジャンルに広める要因となります。

海外が発祥となり日本でも話題になったネタとしては「クッパ姫」や「始皇帝」を思い出します。日本の漫画を元ネタとする画像が、世界的に話題になり、日本に戻ってくる流れは面白いですね。

木村すらいむ(@kimu3_slime)でした。ではでは。

 

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