どうも、木村(@kimu3_slime)です。
ネット上で見かける「ミーム化」とはなにか、具体例を交えて解説します。
「ミーム化」とは?
ミーム化とは、もともとミームでなかったものがミームになること。つまり、知名度のなかった特定の言い回しや画像が、何かのきっかけでマネされる対象として拡散していくことを意味しています。
参考:インターネットミームとは? 意味、具体例をわかりやすく解説
最近の例では、日本のYouTuber水溜りボンドの巨大チャーハンがミーム化したのがわかりやすいでしょう。
元ネタとなったのは、「本気でチャーハン作るドッキリwwwwww」という動画。40万円超の食品サンプルを使い、ものすごいチャーハンを作ったかのように見せるドッキリです。
動画が投稿された時点では、このチャーハンはミームではありません。
2019年1月22日に、英語圏のあるユーザーにより1シーンが切り出され、注目されました。
What a pic pic.twitter.com/8Rof9ak0eD
— THE BOMB DIGGY BH 11 🕊 (@YS_BOMB11) January 22, 2019
そして、改変が次々に生まれていきました。
— bettina makalintal (@bettinamak) January 22, 2019
— robert joe/두부아빠 (@royojo) January 22, 2019
こうして改変が生まれて拡散していく段階に入り、このチャーハンはミーム化したと言えるでしょう。
人目を引くチャーハンの食品サンプルは、それ自体でミームになりうるポテンシャルを持っています。しかし、サンプル単体ではミームにはなっていません。人の注目を集め、コピーしつつ改変すると面白いと気づかれる段階に入って、対象はミーム化するのです。
「ミーム化する」というときは、単に対象がミームとなることだけでなく、ミームとして流行することも意味しています。
さめのぽきミーム化の経緯について知りたいとのツイを見かけたのでどうぞ pic.twitter.com/AITXUjp7UF
— ムラサキアオミドロ (@EgYHw4xfNZFej8H) November 23, 2018
ミーム化たすかる https://t.co/Xt7gTn3kmd
— さめのぽき (@samenopoki) 23 ноември 2018 г.
つまり、ミーム化は自然な流行のきっかけとなりえます。良い方向にも悪い方向にも。
意図して起こせるとは限りませんが、ミームとして受け入れられやすいものはシンプルなものです。
クッパ姫、公式設定に相当するものが無いせいで絶妙に自由度が高い割に誰もがイメージしやすいクッパの人格が乗っかってるので凄まじくミーム化しやすいキャラクターじゃまいか みんな知ってるけど誰も知らないのが強すぎる
— 育良啓一郎 ∈ SCP-JP (@ikr_4185) September 24, 2018
・誰でもできる
・一目でそれとわかる
・ぱっと見だけだと意味がわからない
・いくつかの状況下で使うことができる等々の条件が揃うとミーム化しやすいのではないかと思う。思うというか感じる。ナーとかねことか。ヨシ!とかアデュるとか。頭が為になるとか。
— 育良啓一郎 ∈ SCP-JP (@ikr_4185) October 18, 2018
ミームという言葉は主に英語圏で使われ、日本ではまだあまり使われていませんが、だんだんと知られつつあります。
新たなお題目が流行りネタとして注目されるという現象自体は存在するので、ミーム化という言葉もこれから普及してゆくことでしょう。
木村すらいむ(@kimu3_slime)でした。ではでは。