どうも、木村(@kimu3_slime)です。
「文脈ゆるゼミ」を作りました。Facebookグループを使ったゆるい勉強会、もといおしゃべりコミュニティです。誰でも参加できるのでどうぞ!
文脈ゆるゼミとは
文脈ゆるゼミは、このつぶやきから生まれました。
うーん。ブログを書くだけじゃなくて、そのブログのテーマで話をする場所を作りたいなあ。「この文脈の話がしたいんだ!」みたいな。夜あたり時間があったら作ろう。
— 木村すらいむ (@kimu3_slime) August 18, 2016
ウェブ記事も本もそうですが、読むだけじゃ満足できないんですよね。その内容は、ブログに書いたり、人と話したり、どこかに出かけることでようやく自分のものになっていく。ウェブにそういう場所があればいいなと思ったのです。なければ作りましょうということで作りました。
TwitterやFacebookのタイムラインはフロー型のメディアで、「あることについてテーマを決めて話し続けること」が難しいです。例えば、「なんでライフデザインしなければならないの?」というブログ記事を書いて、SNSで共有しても、それは各々のタイミングで消費され、そこから対話が生まれることにはなりにくいです。そこで、Facebookのグループ機能を使えば、ある程度ストックで、「会話を主体にした場所、好きなことの話ができる場所」が作れると思ったのです。
文脈ゼミでは、本やテーマを決めて、週1回対話を中心とした学び合いをしています。こちらは濃密な会話ができますが、時間を調整してリアルタイムでやる必要があります。ちょっとガチ気味で、参加できる人が限られてしまいます。文脈ゼミや、対話によって学ぶことに興味を持ってくれている人に、もうちょっと広く楽しんでもらえる方法はないかなと考えて、文脈ゆるゼミを作りました。Facebookグループは、リアルタイムを要求されず、かといって全く変化がないわけでもないので、ちょっとした話をするにはちょうど良いかなと思います。
文脈ゼミについて、詳しくは以下を参考にしてください。
参考:なぜ、東京から引っ越して、高知の嶺北地域に住むのか? 学びのインフラとして個人大学、文脈ゼミをはじめます
参考:【参加者募集(一時停止)】ゼミって何をするの? 文脈ゼミの手引きその1
参考:「教わる」つまらなさよりも、「学ぶ」楽しみを。 文脈ゼミの手引きその2
参考:ゼミの準備って何をすればいいの? 文脈ゼミの手引きその3
参考:【随時更新】文脈ゼミで読んだ本・資料まとめ、ゼミ生リスト
参考:リアル文脈ゼミ「科学技術社会論夏の学校2016に参加して思うこと」
コミュニティに参加して、アウトプット・インタラクトで学ぶ
僕が文脈ゼミや文脈ゆるゼミの活動を仕掛けるのは、「人はアウトプットによって学ぶ」ことの実証活動なんですよね。自分の言葉で話そうとすることが、実際に役に立つんだということを共有したいんです。
このブログのタイトル「文脈をつなぐ」、キーワードの「文脈」の話もそうなんです。自分が属している、育ってきた文脈は、異なる人を前にしてアウトプットしようとして初めて気づくものなんですよ。自分の文脈がメインストリームからどれだけ離れているか、あるいはどれだけ近いか、その距離感に気づくことができる。
参考:疑わしきは、自らのレンズ 「文化人類学の世界」と「外車の存在を無視する人達」
本やインターネット(検索)によって、「答え」は見つけやすくなりました。でも、「そもそもどんな問いを立てればいいのか? 豊かに問うには、どうすれば良いのか?」という問題を提案する力をサポートするウェブサービスは少ないです。
参考:ググる力・ウェブ検索に必要なリテラシーとは? うそはうそであると見抜く心構え
参考:問題解決する力だけでなく、問題設定する力が大切だと思う理由
極端な話、「自分はどう生きるか」といった大事な問いを考える時に、インプットだけでは十分ではないと思っています。また、ブログという一方的なアウトプットでも足りないなと思ったのです。話し合って、相互にやり取りする中で、自分の文脈や考え方に気づくことが大切だなと。
そのためには、働きながらも学び続けられる場所が必要だなと思いました。自分自身で学べる場所、学べる人のネットワークを作りたいなと思って、文脈ゼミや文脈ゆるゼミの活動を始めています。
誰もが、自分の人生の専門家だと思います。その専門性を、文脈をテーマにおしゃべりしながら共有できたら面白いなーと。「文脈ゆるゼミ」、ぜひ参加してみてください!
参考:SNS・ネットが危険視され、メリットが語られないことについて
木村すらいむ(@kimu3_slime)でした。ではでは。