どうも、木村(@kimu3_slime)です。
最近、Twitterやニコニコ動画で「笑いのニューウェーブ・陣内智則」という言葉をよく見かけます。
気になったので、その元ネタ・初出を調べてみました。
「笑いのニューウェーブ・陣内智則」の元ネタ・初出
元ネタとなったのは、お笑い番組「エンタの神様」における陣内智則さんの名乗り口上です。
新しい仕掛けを生み出し続けるのは、この男〜!
笑いのニューウェーブ 陣内智則
「笑いのニューウェーブ」がキャッチフレーズの陣内智則さん、ということをわかりやすくアピールしていますね。
盛り上げていく冒頭の文章は、「新しい……この男〜!」を中心として、細かい部分が変化したバージョンがあります。
次々と新しい展開を生み出しているのは、この男〜!
次々と新しい仕掛けを繰り出すのは、この男〜!
今年も、新しい仕掛けをどんどん生み出していくのは、この男〜!
幅広い層から期待されているのは、やっぱりこの男〜!
新しい笑いの牽引者と言えば、やっぱりこの人!
今最も注目されているのは、やっぱりこの人!
どのように流行ったか
「笑いのニューウェーブ 陣内智則」というフレーズ自体は、Twitterではかなり昔から定期的に使われていました。
少なくとも、2009年にはその書き込みがあります。
\笑いのニューウェーブを巻き起こすのは こ~の男ー!!/ リキッドって面白いなぁ・・
— コロンビア|2日目Z01b (@nnnemui) February 14, 2009
また、2014年の時点でも数百RTされるツイートがありますね。
笑いのニューウェーブ 陣内智則
今夜は不適合な臓器を移植してしまった陣内の身体に、はげしい拒絶反応が襲いかかる〜!— ダ・ヴィンチ・恐山(品田遊) (@d_v_osorezan) November 29, 2014
最近のブームが起こったのは、2017年の10月頃から。
特に、10月10日前後に改変ツイートが大量に生まれています。
街を包む Midnight Fog
孤独な Silhouette 動き出せば
それは まぎれもなく この男〜〜〜〜〜〜〜!!!笑いのニューウェーブ
陣 内 智 則
— ふくにし (@fukupoke) October 10, 2017
最も伸びているのは、黒塗りの高級車コピペ(淫夢ネタ)と笑いのニューウェーブを組み合わせたもの。
試合を終えて家路へ向かうサッカー部員達。
疲れからか、不幸にも黒塗りの高級車に追突してしまったのはこの男~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ㅤ笑いのニューウェーブ
ㅤ
ㅤ 陣 内 智 則
— 少したかさき姉貴氏@2日目O53a (@takasaki_sister) October 11, 2017
「この男〜〜〜〜~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」と伸ばしたり、大胆な空白を入れることで、ネタのインパクトが見えやすくなっていますね。
このツイート以降、改変ネタが大量に生まれ、ニコニコ動画でも10月15日頃からMADが作られています。
俺は女性にはモテない(将来は現実的になった女性たちにモテる可能性も否定はしないが少なくとも今はモテない)ですし、だからといって別に僕が彼女いない歴18年というわけでもないのはこの男〜〜〜!
笑いのニューウェーブ
陣 内 智 則
— 新・オタク構文bot (@wotakustructure) November 12, 2017
画像引用:笑いのニューウェーブ – ニコニコ動画
なぜ流行ったか
10月10日以前以降では、同じ笑いのニューウェーブでも、ネタにされ方が違っています。
その以前は、「笑いのニューウェーブ」単体が面白いよね、というツイートがほとんどでした。
しかし以降は、「笑いのニューウェーブ」と何かのコピペを組み合わせて面白くしよう、という流れになっています。
組み合わせが無数にあって、誰が最初に面白いネタをできるかという大喜利になったので、ここまで流行ったのでしょう。
これは「〜のここがすごい!〜のここがダメ!」や「素人おすすめ・崖から突き落として選別オタク」に似ている流れだと思います。
前半部分は人それぞれで自分の好きなネタを組み込むことができて、後半のオチはみんな同じ(流行りのネタだとわかる)。こういう形式はTwitterととても相性が良いですね。
木村すらいむ(@kimu3_slime)でした。ではでは。
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