「素人おすすめ・崖から突き落として選別オタク」の初出・元ネタは？

どうも、木村（@kimu3_slime）です。

最近、Twitterで「素人”〜ってどれがおすすめ？”」「崖から突き落として生き残った奴を選別するオタク」というフレーズを使ったツイートをよく目にします。

気になったので、その初出・元ネタを調べてみました。

素人「自分でコーヒー淹れてみたいんだけど何がオススメ?」

じっくり育てたいオタク「ペーパードリップの器具と挽き豆を買ってきて…」

珍しく同志が増えそうでテンパるオタク「まず良いミルとネルとサイフォンとえっと」

崖から突き落として生き残った奴を選別するオタク「焙煎用の手網」

— Y Tambe (@y_tambe) September 6, 2017

「素人おすすめ・崖から突き落として〜オタク」の初出・元ネタ

初出となったツイートは、2017年6月21日で、清那（@ntg_kiyoyakko）さんによるものです。

素人「戦隊ってどれがおすすめ？」

刺激の少ないものから与えてじっくり育てたいオタク「デカレンかな」

珍しく同志が増えそうでテンパるオタク「ボウケンとシンケンとゴーカイとあとえっとえっと」

崖から突き落として生き残った奴を選別するオタク「カーレンジャーで検索しろ」

— 清那＿12/27誕 (@ntg_kiyoyakko) June 21, 2017

素人が「おすすめは何？」と聞くのに対し、複数のオタクが回答するという形式。

初心者に優しいオタク、同士が増えそうで戸惑うオタクに続き、めちゃくちゃ厳しいオタクでオチがつきます。

「崖から突き落として〜」という表現の元ネタになっていると思われるのは、ライオンがその子を崖に突き落として試練を与えるようすを表すことわざ、獅子の子落としでしょう。

（参考：獅子の子落とし – 故事ことわざ辞典）

最初のツイート以降1ヶ月はネタは埋もれたままだったのですが、9月2日の次のツイートにより、流行りだします。

素人「ラーメンズってどれがおすすめ？」

刺激の少ないものから与えてじっくり育てたいオタク「日本語学校かな」

珍しく同志が増えそうでテンパるオタク「採集とレストランそれぞれとプーマーとあとえっとえっと」

崖から突き落として生き残った奴を選別するオタク「ハイウエストで検索しろ」

— たかなななわゲートウェイ (@rahkei) September 2, 2017

その後、ややマニアックなゲーム・漫画を題材にしたツイートが、数千〜数万RTされることに。

素人「wrwrdってどれがおすすめ？」

刺激の少ないものから与えてじっくり育てたいオタク「海賊編かな」

珍しく同志が増えそうでテンパるオタク「Hoiとギロンと攻城戦とあとえっとえっと」

崖から突き落として生き残った奴を選別するオタク「ギスメモで検索しろ」

— ガルボ@キノコ派 (@garubo_jikkyou) September 3, 2017

素人「テイルズってどれがおすすめ？」

刺激の少ないものから与えてじっくり育てたいオタク「ｐかｘとかかな」

珍しく同志が増えそうでテンパるオタク「DとEとSとあとえっとえっと」

崖から突き落として生き残った奴を選別するオタク「D２かA」

— 栗田桂　トーン4/14 (@ginnrenn) September 4, 2017

素人「平成ライダーってどれがおすすめ？」

刺激の少ないものから与えてじっくり育てたいオタク「電王とかWかな？」

珍しく同志が増えそうでテンパるオタク「龍騎にオーズに鎧武にあとえっと」

崖から突き落として生き残った奴を選別するオタク「カブト」

— こま＠03RiA (@KOMA_MUGEN) September 5, 2017

素人「アトラスのゲームってどれがおすすめ？」
刺激の少ないものから与えてじっくり育てるオタク「とりあえずペルソナ4とか5とか」
崖から突き落として生き残った奴を選別するオタク「女神転生」
どこからともなく湧いて出るアバチュクラスタ「アバチュ！！アバチュ！！」

— なっしぃ (@lapislazuli4) September 5, 2017

https://twitter.com/383877s/status/905080390192209920

このツイートの形式は、「〜のここがすごい！〜のここがダメ！」に似ていると思いました。

流行っているテンプレートに乗せることで、自分の好きなものを布教できるかもしれない。これがますます同様のツイートを増やすことにつながるでしょう。

別の似ている現象として、たまたま伸びたリツイートのリプライ欄で、自分の好きな作品を宣伝している人も見かけます。

マニアック・オタク的な作品が好きな人は、Twitterでその作品を広めたいと思いながらも、普段は同じジャンルの人としか関わる機会がないことが多いでしょう。

ある種の大喜利が流行ることで、素人・オタクに向けた発信ができるのは嬉しいですね。

木村すらいむ（@kimu3_slime）でした。ではでは。