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「やばたん・やばたにえん」の意味・元ネタ・初出は?

どうも、木村(@kimu3_slime)です。

Twitterなどで見る「やばたん・やばたにえん」という言葉が気になったので、その意味・元ネタ・初出を調べてみました。

 

「やばたん・やばたにえん」の意味

やばたんとは、「やばい+たん=やばたん」で、やばいをやわらかく表した言葉です。深刻じゃないけど、やばい

単純に「やばい」と書いたら真面目に心配されてしまいそう、でもやばさを表したい、そんなときに「やばたん」は使いやすい。「たん」がつくことで、ゆるさ、かわいらしさが表されています。

例文:明日から学校、やばたん。

「突き抜けていてやばい」という、ポジティブな意味合いでも使われます。

つらたん(つらい+たん)、かわたん(かわいい+たん)、ねむたん(ねむい+たん)などが、類似した言葉です。

ちなみに、「ミスターやばたん(Mr Yabatan)」という名前で、日本の文化を紹介している外国人のYouTuberがいます。

 

やばたにえんは、同じくやばいという意味のやばたんの発展形。

たんの部分を永谷園(ながたにえん)に置き換えることで、茶化し度合いが増しています。

さらなる発展系として、やばたにえんの無理茶漬け、やばたにえんの麻婆春雨などがあります。

 

「やばたん・やばたにえん」の元ネタ・初出

やばたんは、Twitterでは2010-11年頃から使われ始めました。これは自然発生的なものと思われます。

主に若者、女子(ギャル)、自撮りアイコンのユーザーが使っていることが多いです。

同じく2010年頃に流行っていた「あげぽよ」も、「あげ+ぽよ」という言葉の作りがつらたんと近いです。また、類似する言葉の「つらぽよ」「なえぽよ」は、ネガティブな感情をゆるく流すという点で似ていますね。やばたんは、このようなゆるい言葉の流行に近いものと言えるでしょう。

参考:あげぽよ – ニコニコ大百科

 

やばたにえんは、Twitterでは2013年頃から使われていて、こちらも自然発生的なものと思われます。

https://twitter.com/kkok_25/status/312588731792121856

やばたにえんの無理茶漬けのような言葉遊びは、「当たり前田のクラッカー(当たり前+前田のクラッカー)」とよく似ていますね。

 

やばたにえんは時間をかけて流行り、2016年にはモデルプレスの流行語大賞第7位に選ばれました。

また、「からかい上手の高木さん」の作者である山本崇一朗さんによる次のツイートは、さらなる流行のきっかけとなったと思われます。このキャラはやばたにえんちゃんと呼ばれ、親しまれました。

 

また、了解道中膝栗毛(了解+東海道中膝栗毛)といった言葉も提唱されました。

 

やばたん・やばたにえんという言葉は、流行の勢いは衰えつつありますが、言葉遊びの面白さという点でこれからも使われ続けるでしょう。

木村すらいむ(@kimu3_slime)でした。ではでは。

 

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