ネットのごく一部で流行っている言葉や画像(ミーム)を解説するウェブサイト

「いいね・RT両方押し猫(ふぁぼりつ猫)」画像の元ネタ・初出は?

どうも、木村(@kimu3_slime)です。

Twitterで見かける「いいね・RTを連打/同時押しする猫(ふぁぼりつ猫)」画像の元ネタ・初出が気になったので、調べてみました。

 

「いいね・RT同時押し猫(ふぁぼりつ猫)」が像の元ネタ・初出

元ネタとなったのは、2018年4月の次のツイートです。

1つめのツイートは、猫らしきキャラクターが机をペンペン叩いている(smack)GIFアニメーションです。モナーを思い出させるシンプルな顔(・ω・)をしています。作者はCarnageRogue (@StrayRogue)さん。

それに対してDitzyFlama(@DitzyFlama)さんは、アニメーションに音楽(ボンゴ)を加えてリプライします。BGMは、『スーパーマリオワールド』の『アスレチック』とキャッチーで有名なもの。もともとボンゴが含まれる曲でした。

こうした経緯から、このキャラクターにはBongo Cat(ボンゴ猫)という名前が与えられました。

 

この改変がきっかけで、主に英語圏でミームとしてBongo Catは広がっていきます。

参考:Bongo Cat – KnowYourMeme

キーボードや打楽器、ギターと何かしらの楽器とメロディを組み合わせたものが多いです。

 

この流れの上に、2018年9月、本題となる「いいね・RTを同時押しする猫」が生まれました。

元ツイートではバラバラに手が動いていたのですが、いいね・RTについては同時押しをしているという違いがあります。

連打して爆発オチするスタイルは、ギターのBongo Catあたりから引き継いだものでしょう。

 

この段階に入り、日本でもBongo Cat(の改変)が見られるようになりました。

こうなると、もはや「Bongo Cat」と呼ばれているものが流行っているわけではありません。むしろ、「いいねとRTの同時押しする猫」というキャラクターが先行しています

猫がふぁぼりつしている絵ふぁぼりつ猫と呼ばれることも。

Twitterで好みの画像を見たときに、リプライ欄で「いいね・RTしたくなる絵」と伝えるために使われるケースも見られます。

 

今回紹介したネタでは、海外で生まれたミームが日本に輸入され、2019年1月頃に話題になりました。

最近では、「首絞めサスケ画像(ミーム)」も英語圏から日本語圏に輸入されています。Twitterのイラストの言語を超えた拡散能力によって、ミームが行き来しやすくなっているのかもしれません。

いいね・RT同時押しの猫は、画像とは異なり、元ネタの肝はリズムにあります

Twitterでは「バジリスクタイム」のダンス動画が流行ったことがありましたが、短いGIFアニメとキャッチーな音楽は、マネしたくなるものです。今回の猫は白背景で、からめるさんの作品を思い出すものがあります。

日本では動きの部分だけでなく、キャラクターが「ふぁぼりつ」をしている部分も面白がられていますね。

ネタツイートが好きな人、あるいはイラストでいいねが欲しい人にとっては、直球の題材と言えるでしょう。

木村すらいむ(@kimu3_slime)でした。ではでは。

 

2019/02/01追記:

「キャラクターがボタンを押す」要素が抜け、「いいね・リツイート」の記号のみを取り出した表現も見られるようになりました。

 

こちらもおすすめ

黒人ダンス「バジリスクタイム」の元ネタ・初出・流行のきっかけは?

「サスケ首絞め(首つかみ)」画像の元ネタ・初出は?

Twitter「クッパ姫・キングテレサ姫」の元ネタ・初出は?

「くそっ…じれってーな やらしい雰囲気にして来ます!」画像の元ネタ・初出は?

ドラゴン「好みの画像 保存した さらばだ」の元ネタ・初出は?