どうも、木村(@kimu3_slime)です。
Twitterで見かける「いいね・RTを連打/同時押しする猫(ふぁぼりつ猫)」画像の元ネタ・初出が気になったので、調べてみました。
「いいね・RT同時押し猫(ふぁぼりつ猫)」が像の元ネタ・初出
元ネタとなったのは、2018年4月の次のツイートです。
smack smack pic.twitter.com/uDGoLbP4JC
— CarnageRogue (@StrayRogue) May 6, 2018
— DitzyFlama (@DitzyFlama) May 7, 2018
1つめのツイートは、猫らしきキャラクターが机をペンペン叩いている(smack)GIFアニメーションです。モナーを思い出させるシンプルな顔(・ω・)をしています。作者はCarnageRogue (@StrayRogue)さん。
それに対してDitzyFlama(@DitzyFlama)さんは、アニメーションに音楽(ボンゴ)を加えてリプライします。BGMは、『スーパーマリオワールド』の『アスレチック』とキャッチーで有名なもの。もともとボンゴが含まれる曲でした。
こうした経緯から、このキャラクターにはBongo Cat(ボンゴ猫)という名前が与えられました。
この改変がきっかけで、主に英語圏でミームとしてBongo Catは広がっていきます。
— Ice Cream Sandwich (@ICSandwichGuy) September 9, 2018
— Figburn (@figburn) September 9, 2018
— DitzyFlama (@DitzyFlama) September 10, 2018
キーボードや打楽器、ギターと何かしらの楽器とメロディを組み合わせたものが多いです。
この流れの上に、2018年9月、本題となる「いいね・RTを同時押しする猫」が生まれました。
— Evan🕴 (@genuineneckass) September 16, 2018
Thank you @StrayRogue and @DitzyFlama for creating this amazing cat
I also figured i’d make a video version of this post, enjoy pic.twitter.com/X2dPakHJDD
— Evan🕴 (@genuineneckass) September 17, 2018
元ツイートではバラバラに手が動いていたのですが、いいね・RTについては同時押しをしているという違いがあります。
連打して爆発オチするスタイルは、ギターのBongo Catあたりから引き継いだものでしょう。
この段階に入り、日本でもBongo Cat(の改変)が見られるようになりました。
好きなイラストやツイートが流れてきたときの紲星あかりちゃんです。 #紲星あかり pic.twitter.com/poOFXdmNcR
— えびごはん🦐🍚 (@ebi_gohan) January 7, 2019
FavとRTボタン押すシリーズまとめです!自作発言以外の転載や保存はご自由にどうぞ〜!🌟 #VOICEROID pic.twitter.com/EVrxUOW0jX
— えびごはん🦐🍚 (@ebi_gohan) January 20, 2019
— こやで (@koyadeko) January 26, 2019
いいねとRTを同時押しするノラネコP。#のらきゃっと #VRCas pic.twitter.com/5g8zBCYSrO
— W@(ワット) (@what_wat_) January 27, 2019
こういうことがが死ぬほどあるんだ…すまん(イラスト使っていいよ) pic.twitter.com/XpWghfZLk0
— リコシェ号③巻発売中! (@tauyorikikaraa) January 28, 2019
無意識にいいねとRTを押しまくる古明地こいし pic.twitter.com/eteiOZbvay
— めたねのおくすり (@sb_metaneno) January 29, 2019
おほー!
こいつぁ保存しなくちゃぁ!
(電脳少女シロVer.) pic.twitter.com/yqtIUn3CIO— 電脳少女シロ (@SIROyoutuber) January 30, 2019
こうなると、もはや「Bongo Cat」と呼ばれているものが流行っているわけではありません。むしろ、「いいねとRTの同時押しする猫」というキャラクターが先行しています。
猫がふぁぼりつしている絵、ふぁぼりつ猫と呼ばれることも。
Twitterで好みの画像を見たときに、リプライ欄で「いいね・RTしたくなる絵」と伝えるために使われるケースも見られます。
今回紹介したネタでは、海外で生まれたミームが日本に輸入され、2019年1月頃に話題になりました。
最近では、「首絞めサスケ画像(ミーム)」も英語圏から日本語圏に輸入されています。Twitterのイラストの言語を超えた拡散能力によって、ミームが行き来しやすくなっているのかもしれません。
いいね・RT同時押しの猫は、画像とは異なり、元ネタの肝はリズムにあります。
Twitterでは「バジリスクタイム」のダンス動画が流行ったことがありましたが、短いGIFアニメとキャッチーな音楽は、マネしたくなるものです。今回の猫は白背景で、からめるさんの作品を思い出すものがあります。
日本では動きの部分だけでなく、キャラクターが「ふぁぼりつ」をしている部分も面白がられていますね。
ネタツイートが好きな人、あるいはイラストでいいねが欲しい人にとっては、直球の題材と言えるでしょう。
木村すらいむ(@kimu3_slime)でした。ではでは。
2019/02/01追記:
「キャラクターがボタンを押す」要素が抜け、「いいね・リツイート」の記号のみを取り出した表現も見られるようになりました。
広範囲の絵描きに刺さるのでどんどん試すといいですよ pic.twitter.com/UK9djsg2WG
— やしろ醤油 (@yashirosyouyu) January 31, 2019
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