どうも、木村（@kimu3_slime）です。
Amazonプライムビデオで「エロ漫画先生」の第4話「エロマンガ先生」を見ました。そのあらすじ・感想をまとめます！
そういえば、沙霧役の声優・藤田さんが出演していた生放送「アニメ『エロマンガ先生』 最近（もっとも近い）のアニメをみんなで作ります」が面白かったので、ぜひ見てみてください。
編集者の三木さんが、「エロマンガ先生はタイトルが悪い（恥ずかしくて口に出しにくい）」と話していて、「あなたが言うんかい！」と笑いました。
1話：ひきこもりの妹は有名絵師！？ エロマンガ先生1話あらすじ・感想
前話：全裸教信者のラノベ作家はアンガイまとも？ エロマンガ先生3話あらすじ・感想
お兄ちゃんは、嘘つき？
隣の家に住む山田エルフ先生と仲良くなった正宗は、また彼女の家へ遊びに行きます。通い夫かな？
すると、おいしい手料理をふるまってくれる先生。仕事は遊び、遊びは本気でやることをモットーとしています。この手料理も、「気になるやつに料理を振る舞うヒロインの気持ち」を知る手段でした。
出ました、「好きでやってるんじゃない、取材なんだからね！」ってやつ。恋人のふりをしなきゃいけなくなって、ふりをしているうちに好きになっていくって王道ですよね。
エルフ先生のフラグはもう十分に立っているようす。本気で狙っているのは、エロマンガ先生なのか、それとも……
©2016 伏見つかさ／ＫＡＤＯＫＡＷＡ アスキー・メディアワークス／EMP イラスト／かんざきひろ
正宗が家に帰ると、お隣さんと親睦を深めてきたのが不満そうな沙霧ちゃん。
兄貴は出入りする事情があるという。それは、「お隣の山田さんがあの山田エルフ先生だ」ということですね。それを話してくれないから、沙霧が不信感を抱くのも仕方ない。
「兄さんなんて大嫌い！」と涙ぐむ沙霧に、「嘘つきじゃない」って証明しようとする正宗。
そのために……、妹をヒロインにする！
……
……
……
……それ、「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。」ってタイトルじゃないですか？
そして「そんなの嬉しくない！」と部屋から兄貴を追い出す沙霧。ここから一ヶ月、兄貴は部屋にこもります。
話はそれますが、途中のエピソードも拾っておきましょう。
エロマンガ先生は貧乳イラストしか描いていません。エッチなイラストを描くにも、実体験が必要なんですね。つまり……おっと2階から誰か来たようだ。そもそも、沙霧は12歳の中学1年生なので普通です。
また、正宗は「兄貴ってのは、妹でエッチなことを考えたりしない！」と語ります。本当？ 第2話で妹のパンツが洗えなくなるのをがっかりしてましたよね？ エッチな絵を描くことをバカにしたりしない、というのは本当そうです。
300ページのラブレター
そして一週間、半月が経ちます。あれから沙霧とは顔を合わせていません。妹がヒロインのライトノベルを必死に書き続けるんですね。
ゆっくりと作品を書くことを、担当編集の神楽坂さんにも伝えます。ラノベの世界は競争が激しく、作品の間隔を空ければ新刊が出せなくなってしまうかもしれない。それでも、好きな妹のことを書くんだと、政宗は決心します。
ようやくできた！ 原稿を、隣の家へ持って行きます。担当編集よりも山田先生の方が優先されてる（笑） あ、そういえばエロマンガ先生を取り合って、作品の良し悪しで競争していたんでしたっけ。
エルフ先生の小説は、貧乳キャラがたくさん出てくるエロい小説。まさにエロマンガ先生が得意な絵柄を狙ってきます。
©2016 伏見つかさ／ＫＡＤＯＫＡＷＡ アスキー・メディアワークス／EMP イラスト／かんざきひろ
対する正宗の小説には、エルフ先生も歯軋りして悔しがります。この小説はまるで多くの人のために書かれていない。売れる作品ではない。でも、たった一人のために書かれている。
そしてエルフ先生は、正宗の妹がエロマンガ先生であると見抜いてしまいます。ラブレターのような300ページの小説に、エルフ先生は負けを認めます。
だから鈍感だっつうのよ
おや？ この勝負は小説としての勝負だけでなく、正宗をめぐる勝負だったのかもしれませんね。鈍感は主人公の特権。
仕事相手を取られないため、成長したふたり
エルフ先生が負けを認めたので、政宗は沙霧の元へ。なんと、正宗は隣の家からジャンプします！
©2016 伏見つかさ／ＫＡＤＯＫＡＷＡ アスキー・メディアワークス／EMP イラスト／かんざきひろ
エロマンガ先生！ 沙霧、今行くぞ！
そして沙霧とぶつかって倒れこみ……妹を押し倒す兄の図。ToLOVEる・リトさんのお家芸。いつもの。「なんで窓から侵入するの！？」と思いましたが、沙霧がドアを開けてくれないからでした。
彼女が扉を開けなかったのは、こっそりと絵の練習をしていたからでした。格闘技の動画を見て、武器の資料を読んだあとのイラストは、動きがあってまるで別物。「エロマンガ先生」という作品は、ちゃんとイラストがうまくなる根拠が描かれているのがいいですよね。
そこまで努力したのは、正宗に出会い、作品の話をして、好きなものをうまく描けるだけじゃダメだと思ったから。絵がヘタクソと言われて、悔しかったから。
「戦わなくちゃと思った」と言って見せる絵は、それまで描いていなかった巨乳の女の子。おやおや、こちらでもライバル意識が芽生えてますね。（エルフ先生は巨乳キャラというわけでもないような……）
さらには、お隣の山田さんは、正宗の仕事関係の人、イラストレーターではないかと見抜きます。惜しいところまでは来ていますが、勘違いでしたね。沙霧は沙霧で、お兄ちゃんが取られるのが心配だったのです。
妹を題材にしたライトノベルは、本当は嬉しかった。だから、あんなやつには絶対渡せない！
正宗は観念して、隣の山田さんがエルフ先生だということ、エロマンガ先生をかけて勝負していたことを打ち明かしました。
こうして信頼関係を取り戻した二人は、お互いクリエイターとして握手します。
©2016 伏見つかさ／ＫＡＤＯＫＡＷＡ アスキー・メディアワークス／EMP イラスト／かんざきひろ
沙霧 これからもよろしく！ 和泉先生！
正宗 こちらこそ、よろしくな。エロマンガ先生。
沙霧 そ、そんな名前の人知らない……
一件落着ですね。
和泉先生の原稿を読んだ沙霧は、「私、好きな人がいるの」と爆弾発言。
そうか、沙霧にも好きな人がいるのか。妹が他の誰かを好きになってもいいんだ、家族として見ると決めたんだ、と言い聞かせる正宗。（兄妹で結婚するアニメもあるから大丈夫だよ正宗！）
次回に続く！
4話感想まとめ
4話は、作品タイトルと各話タイトルが一致した「エロマンガ先生」という内容にふさわしいものでした。1〜4話までの話に、一区切りをつけた形になります。
1話開始時点では、エロマンガ先生と和泉先生は、お互いの顔も知らずに仕事をしていたわけです。それがてんやわんやあって一つ屋根の下に住んでいることを知り、お互いに仕事の面で協力することを認めた仲まで発展しました。
俺妹でもそうでしたが、エロマンガ先生って、ヒロイン沙霧も主人公になってますよね。そこが好き。視点は兄貴ですが、ちゃんと沙霧も成長していく。お互いがお互いを思いあって仕事のレベルが上がるって素晴らしい。やや踏み台にされた感のある山田エルフ先生かわいそうですが。
あと、途中でも書いてますが、ライトノベルを書くこと、イラストを描くことを軽視していないのが良いですよね。ライトノベル作家が原作を書いているからと言えば当たり前かもしれませんが、やみくもに努力することを肯定しないことに共感します。
山田エルフ先生は売れる作品を書くことが得意で、マサムネ先生はたった一人のために文章を書ける。もちろん二人とも生み出すための努力は当然していますが、それだけではないところに二人の作家の個性・持ち味があるわけです。
今後の流れを予想するならば、エロマンガ先生とマサムネ先生が協力した作品が出てくるのではないでしょうか。プライベート面では、沙霧の好きな人が一体誰なのか気になります。ここまで出てきたキャラは少ないので、新キャラか、それともめぐみん……！？
アニメ「エロマンガ先生」は面白いので、今後も楽しみに見続けようと思います。
木村すらいむ（@kimu3_slime）でした。ではでは。
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