どうも、木村(@kimu3_slime)です。
最近、Twitterで「無許可RTやめてください」というフレーズを目にします。
気になったので、その元ネタ・初出を調べてみました。また、なぜ流行ったのか理由を挙げていきます。
【最近のTwitter・{修正版(結論)}】
確率性器露出ドラえもん
↓
おちんちんランド開園~最終形態
↓
バジリスクタイム
↓
5000兆円
↓
溺れ死ぬボーちゃん
↓
熱盛と出てしまいました
↓
頭の悪い人
↓
無許可RT←今しかし、結局は全ては謎の男野獣先輩に至る
— 杉下 右京 (@sugisitaukyouda) September 17, 2017
Twitter「無許可RTやめてください」の元ネタ・初出
元ネタ・初出となったツイートは、杉浦歩(旧❁岩本&河西) (@sugiura_ayu1009)さんによる9月16日のツイートです。(削除されているため、ウェブ魚拓へのリンク)
(杉浦さんは炎上後、鍵アカウントになり、その後ツイートを一通り削除しているようです。)
人のツイートを無許可でRTする常識ハズレさんがいらっしゃるみたいだけどSNSをやるなら最低限のマナーと常識は兼ね揃えて持ち合わせていてほしいものね。常識がない人間がいるのは構わないけど巻き込まれたくないしね。
無許可でRTするとか失礼かつ頭が悪いとしか言いようがない…┐(´∀`)┌ヤレヤレ
引用:杉浦歩(旧❁岩本&河西) (@sugiura_ayu1009) – archive.is
無許可RTやめてください。これでわからないのかね。。
引用:杉浦歩(旧❁岩本&河西) (@sugiura_ayu1009) – archive.is
ちなみに、杉浦さん以前にも無許可RTという言葉は存在していました。リツイートにあたかも許可が必要であるかのようなジョークとして扱われることが多いですね。
日本のTwitterには、「FF外から失礼します」という言葉があります。
参考:日本人気づかいしすぎ Twitterでよく見る「FF外から失礼します」の意味とは – ねとらぼ
フォロー外からリプライして良いか、いきなりアンフォロー・ミュート・ブロックして良いか、リツイートして良いか。原理的には、規約上はそんな許可は必要ありません。
https://twitter.com/shinonomeeeeeee/status/909233995086360577?ref_src=twsrc%5Etfw&ref_url=https%3A%2F%2Fpassionnant.net%2Farchives%2F3095
しかし、ある種のマナーとして許可が必要と考える人たちは、杉浦さんに限らず一定数いるわけです。これはTwitterに限らないことです。つまり、ありふれたネットマナー論争という面を持っています。
いまトレンドに入ってる「無許可RT」みてたら
古のサイト全盛時代
「キリ番踏み逃げ禁止!」
「サイトは私の家!人さまの家にお邪魔するって意識を持って!」みたいな謎の自分ルールを振りかざしていた人たちを思い出して
ちょっと笑っている 何もかもみな懐かしい— ものの腐ごりえ (@gorie666) September 17, 2017
その流れの中で、杉浦さんは挑発的かつ活発にリプライをツイートをしていったため、「無許可RT」という言葉が一人歩きしていきました。
「無許可RTやめてください」はなぜ流行ったか
「無許可RT」というフレーズは、最初は、「こんなおかしなこと言っている人がいる」という笑い(嘲笑)によって広がっていきました。
インターネットでいわゆる痛い人・挑発的な人が出現すると、それはフクロ叩きになります。いわゆる炎上ですね。
杉浦さんは、自らの住所・電話番号と思われる情報すらツイートし、「お前らかかってこいや」的に燃料追加すらしていました。
ただし、プロフィールに「身体と精神障害あり」と書いている人であったため、そこに無邪気に参加するのは良いこととは思えませんが……。
しかし、やがて杉浦さんそのものへの関心よりも、「無許可RT」というフレーズの面白さに注目が集まっていきます。
「無許可RTやめてください」とかいう超パワーワード広めたい pic.twitter.com/qKcBRITQhi
— OYT (@__IKIRIOTAKU__) September 16, 2017
無許可RT禁止!?
そんな奴Twitterやるなよw
— 田村淳 (@atsushilonboo) September 17, 2017
特に田村淳さんのツイートは5万RT以上されました。
このころから、元ネタは知らないけれど、「無許可RT」は知っているという層が増えてきた印象です。
そして、「無許可RTするな」はRTを集める手段、RT乞食として変化していきました。
ダチョウ倶楽部の「押すなよ!絶対に押すなよ!」というネタと同じですね。(参考:絶対に押すなよ – ニコニコ大百科)
無許可RTするなよ!絶対するなよ!! pic.twitter.com/QXLBtUncGj
— すみふぁる (@orage_tempest) September 17, 2017
無許可RTした人全員無断フォローする。
無許可RTした人全員無断フォローする。
無許可RTした人全員無断フォローする。
無許可RTした人全員無断フォローする。
無許可RTした人全員無断フォローする。
無許可RTした人全員無断フォローする。
無許可RTした人全員無断フォローする。— たけまいしゃん@19 (@_takekino_) September 17, 2017
https://twitter.com/BanG_yukina/status/909266334109753347
無許可RTした事ない人いるの?wwwww pic.twitter.com/w3RkUsXFNa
— Illya (@Illya_0720) September 17, 2017
https://twitter.com/parusy168/status/909255237877121024
無許可RTした人全員無断フォローする。
無許可RTした人全員無断フォローする。
無許可RTした人全員無断フォローする。
無許可RTした人全員無断フォローする。
無許可RTした人全員無断フォローする。
無許可RTした人全員無断フォローする。
無許可RTした人全員無断フォローする。 pic.twitter.com/e49tDdoKnn— ナイセン【公式】東京浜松町リアルストア・スマホで03発着信 (@itallinc) September 17, 2017
ここまで来ると、「無許可RT」というフレーズを使った大喜利で、自分の宣伝したいものを宣伝する場所になっていますね。
まとめると、次のような流れで「無許可RTやめてください」は流行ったわけです。
痛い人の晒しあげ・マナー論争→「無許可RT」という言葉が面白い→「無許可RTするなよ!」大喜利
特定の人物へのヘイトから、好きなものを面白おかしく宣伝する流れになったのは良かったと思います。
「FF外から失礼します」に次いで「無許可RT」という言葉が定着したわけですが、Twitterのマナーをめぐる言葉はこれからも生まれていくことでしょう。
木村すらいむ(@kimu3_slime)でした。ではでは。
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