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古典とは、自分の頭で考えるための第一歩

どうも、木村(@kimu3_slime)です。

「インターネットと古典、その二つだけが僕の人生で大切なことだ」で書いたように、このブログでは古典のことを取り上げていきます。

さて、この「古典」とは何なのでしょうか? 人によって思い浮かべるイメージが違うと思うので、僕なりに「古典とは何か?」をはっきりとさせておきます。

 

具体的には

まずは具体的な話から。古典とは、昔から人々に読み継がれてきた学問の本、のことです。

昔というのは、現代から少なくとも50年以上前、1970年より以前に書かれた本をイメージしています。

例えばプラトンの「国家」は、今から2000年以上前に書かれた哲学の本です。ほかの具体例は、「僕が読んできた古典で得た考え方まとめ・系譜作り」で紹介しています。

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昔から本はたくさんありますが、その中で「読み継がれてきた本」ということで、 特に有名なものを指しています。

古典の典型例は、岩波文庫の青色・白色の表紙の本です。岩波文庫は、「古今東西にわたって文芸・哲学・社会科学・自然科学等種類のいかんを問わず、いやしくも万人の必読すべき真に古典的価値ある書」を発行しています。ほかにも古典を出している出版社はたくさんありますが、イメージしやすいのは岩波ですね。

僕がいう「古典」は次のようなものを指していません。

  • 中学・高校の国語の授業で習う古典。日本や中国の古典。これは、(日本の)古文・漢文を指しています。次の文学に含まれます。
  • 文学の古典(=古典文学)。読むべき本もありますが、学問の本という定義からやや外れます。
  • 音楽の古典。クラシック。

 

抽象的には

シンプルに言えば、インターネットは「世の中を変えているもの」、古典は「世の中を変えてきたもの」なのです

ここで「世の中」というのは、個人ではないが人間が生み出してきたもの、文化や社会のこと。

僕たちの住んでいる現代の文化や社会は、僕たちが生まれる前から存在し、僕たちに大きな影響を与えます。あらゆる人がその文化や社会の影響を、知らず知らずのうちに受けているのです。

例えば、「地球は太陽の周りを回っている」ということは現代では当たり前です。しかし、太陽・お天道様が神であった時代、そんなことは信じられていませんでした。世界は自分たちを中心に回っていると思っていた。それをコペルニクスが「天球回転論」でひっくり返したのです。

今の世の中で地動説が常識になったきっかけは、コペルニクスにあります。

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現代で当たり前とされていることには、何かしらの起源があることが多いです。その起源は、かつての偉人・古典であったりします。

古典を読むということは、原典を読むということでもあります。僕もそうですが、伝聞で何かを知った気になっている人は多いです。果たしてその聞いたことは、自分の頭で考えたことなのでしょうか?

古典を読めば、現代社会がどのような当たり前に包まれているのか、だんだんとわかってきます。それが、さまざまな文化に影響される僕たちが自分の頭で考えるための第一歩になるのではないでしょうか。

木村すらいむ(@kimu3_slime)でした。ではでは。

 

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