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主人公は1話にして2回死ぬ リゼロ1話後半のあらすじ・感想・考察

どうも、木村(@kimu3_slime)です。

Amazonプライムビデオでアニメ「Re:ゼロから始める異世界生活(リゼロ)」を、第1話「始まりの終わりと終わりの始まり」から見ることに見ました。そのあらすじ・感想をまとめます!

1話は48分と長かったので、前後半に分けています。今回は後半ですね。

参考:「異世界召喚されたのに、活躍できないのかよ!」 リゼロ1話前半のあらすじ・感想・考察

 

1話にして主人公死亡……?

徽章(きしょう)を探して貧民街へ向かった、主人公・菜月スバルと謎の少女・サテラ(と眠っている精霊パック)。

盗人・フェルトがいるらしいと、ロム爺という人物の盗品蔵を訪れます。警戒して、まずはスバルのみが潜入調査。

暗闇の中、手元の明かりだけを頼りに盗品を探していると、ピチャピチャと足元から水の音が……って、赤い血じゃないか!

見つけてしまったならしかたない」と暗闇から女性の声がして、殴られます。いきなりホラー展開ですね。

物音に気付いてやってきたサテラも、何者かに刺されてしまいます。意識が遠のき、目の前が真っ暗になり……。ざんねん!すばるのぼうけんは ここでおわってしまった! (ここのシーン、シュタインズ・ゲートの冒頭に似てますよね……。)

(c)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会

そしてなぜか、まっ昼間の町中に。天国かな? 「どうしたよお、兄ちゃん」と聞き覚えのあるリンガ屋の声。

ここの「ふえーふー(なんて言ってるのかわからない)」コーラスが不気味なんですよねえ。

場所も時間も変化しているし、腹の傷もなくなっています。何が起こっているか、わけがわかりませんね。さっき出会った盗人三人組に「さっきの仕返しか?」と尋ねても、「頭おかしいんじゃねーのか?」と返されます。

 

交渉の鍵は、時間を止める道具「携帯電話」

それはともかく、急いでサテラのいるはずの盗品蔵へ。さっき死んでいたはずのデカイじいちゃんに出会います。……夢だったのかな?

夕方になって、盗人の少女フェルトがやってきます。フェルトはじいちゃんのことをロム爺(声:麦人)と呼んでいますね。フェルトとロム爺は仲が良いようす。フェルトは「ったりめーだろ?」口悪くてかわいい。

(c)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会

フェルトは徽章をタダでは渡しません。タダで渡してしまったら、盗みのリスク・時間だけ損してしまいます。つまり、交渉が必要なわけですね。リゼロは交渉のシーンがよく描かれていて面白い。「リゼロから学ぶ交渉術」って本が出たら買いたいです。

そこで無一文のスバルが持ち出すのは、携帯電話です。ガラケーのパカパカ式のやつですね。時代を感じます。

フラッシュを使って二人の写真を撮り、「時間を切り取って凍結させる道具」だと騙ります。リゼロの異世界は、木でできた竜車を使っているように、機械は発達していないようす。そして、「携帯電話を知らない」という知識の差があるからこそ、交渉の材料として高い価値を持たせられるわけです。テーブルゲームにおいて情報アドバテージは基本。

(そもそも、魔法がある世界では、機械を発達させる必要はないでしょう。僕たちが生きている世界にとって機械とは、人工の魔法のようなものかもしれませんね。)

ロム爺は、その携帯電話を見てミーティアではないかと言っています。新用語ですね。この世界では、ゲートというものが開いていないと普通は魔法を使えません。しかし、ゲートの開放なしに魔法が使えるアイテムがミーティアというわけです。道具自体に魔力が宿っていて、MP消費しないタイプってことですね。

「ミーティアは徽章より価値がある」とロム爺は認めます。じゃあ交渉成立……と思いきや、フェルトはもう一人交渉相手がやってくると言う。

 

エルザに2回殺され、「サテラ」には怒られる

か弱い女の子だから一人で交渉したら危ないかもしれない、その点この盗品蔵ならロム爺がいるから安心と語るフェルト。……あっ

扉を叩く音がして、どこかで聞いたことのある声の女性が入ってきます。初めて顔が見えた黒髪の美人は、エルザ(声:能登麻美子)と名乗ります。紫のバラの髪飾り、目の下にはホクロが。デレマスの高垣楓に似てる。

(c)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会

エルザは、雇い主から聖金貨20枚を渡されていました。雇い主がいるということは、お金を払ってまで徽章を探しているということですね。そんなに価値があるものなのでしょうか。

20枚では携帯電話の方が価値があるとロム爺が判断。交渉はスバルの勝ち!

エルザは帰り際に、「徽章はどうするの?」と尋ねます。スバルが「元の持ち主に返す」と答えると、「アンタ関係者なのね」とエルザの態度が急変、でかいナイフを持ち出します。ですよねー、そんな簡単に引き下がりませんよねー。

ロム爺はエルザを止めようと棍棒で攻撃しますが、殺されてしまいます。続いてフェルトも。エルザ強い。スバルは怒って歯向いますが、ボコボコに。

ここでスバルは前回盗品蔵で殺されたことを思い出し、ナイフを一回かわして蹴りを入れます。と思いきや、一瞬でお腹を切り裂かれていたようす。

出血がひどくて死んじゃう! この異世界での記憶が走馬灯のように蘇り……死んだ! と思いきや、また生き返ってリンガ屋の前へ。もうわけわかんねえ、とスバルは倒れてしまいます。

意識を取り戻すと、目の前をサテラが歩いているではありませんか。死ぬような目にあって、やっと出会えた彼女に「サテラー!」とスバルは必死に叫びます。

しかし、彼女はキツイ目つきで「あなた誰だか知らないけど、人を嫉妬の魔女の名前で呼ぶなんてどういうつもり?」と問い詰め、スバルは絶望して……。終わり!

ここでエンディングテーマ「 STYX HELIX 」が流れます。

 

 

1話後半感想まとめ

1話後半は、スバルが2回も死んでいます主人公が1話で死ぬ、しかも2回死ぬアニメって滅多にないですよね(笑)

そして、その2回の死亡のどちらでも、昼間のリンガ屋の前に戻されています。何が起こったのかは1話時点では詳しく語られていませんし、スバルも混乱していますね。戻る条件は、スバルが死ぬこと、なのでしょうか。

リンガ屋は、1話前半時点と同じく「文無しは帰った」という態度でいることから、時間まで巻き戻っているのではないかと推測できます。

何より重要なのは、スバルは死んだ後もその記憶を引き継いでいるけれども、他の人たち(盗人三人組・フェルト・ロム爺・サテラ)はスバルと同じ記憶を持っていないということです。スバルが体験した記憶が、他の人は体験していない。このギャップにより、スバルはよく知っている相手である「サテラ」に声をかけても、向こうは「誰なの?」と怒られてしまうわけです。

1話後半はやっぱり面白いですね。ヒロインと仲良くなったと思いきや、思いっきり嫌われる展開。つらい(笑)

つらいけれど、スバルは1回死んだ後、うまく交渉することで徽章を取り戻す一歩手前まで来ました。この絶望感をどうくつがえしてくれるのか、それが楽しみですね。

木村すらいむ(@kimu3_slime)でした。ではでは。

 

 

 

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画像引用:Re:ゼロから始める異世界生活 – アマゾンプライムビデオ

 

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