どうも、木村(@kimu3_slime)です。
にちゃんねるやTwitterで「(アカン)」という表現を見ることがあります。
まずいことがあったときに、みんな使っている言葉なのかなと最初は思っていました。
が、単なる「アカン」ではなく、同じかっこ付きの「(アカン)」で表記されることが多いので、何かの元ネタがあるようです。
気になったので、その元ネタ・初出を調べてみました。
(アカン)の元ネタ・初出
元ネタとなったのは、オリックス・岡田彰布監督の2009年11月の発言。
オリックス・岡田監督は、岡田が代表入りした「U-26NPB代表対大学日本代表戦(11月22日、東京D)」で格の違いを見せつけろと指令を下した。「相手はアマチュアやから打って当たり前。格の違いを見せな(アカン)。これからプロに入ろうというヤツに『あれだけ飛ばす選手でも1軍に入れないのか』と思わせるんよ」。
引用:オリ・岡田監督、岡田よ「格の違いを見せな」 – サンスポ(INTERNET ARCHIVE)
監督は「格の違いを見せな」としか言ってないわけですが、記者がその発言を補い「見せな(アカン)」としたわけですね。
この付け足しが野球ch板やなんでも実況J板で面白がられ、次々に改変されていきました。
岡田監督は他にも「そらそうよ」「コレは教育やろなあ」などのコメント(どんコメ)を残しており、そのユーモアのある言葉づかいはどん語とも呼ばれています。
(アカン)ネタで見つけられた範囲の中での初出は、2009年12月の「開いたら(アカン)」。「なめたら(アカン) 」という使い方も生まれています。
1 :風吹けば名無し:2010/01/27(水) 20:34:30.59 ID:4XeHpt5Y
文脈繋がってなくてもいい説(判・通)
~、そんなんじゃ(アカン)というような使用方法も認める説文脈つながり肯定説
~せな(アカン)など元ネタ基準として使用方法を制限する説
使い方には諸説があり、元ネタに忠実な「〜せな(アカン)」のみを許すか、より汎用性のある「〜(アカン)」も認めるか議論になっていました。
「お湯をわかすのは(ヤカン) 」「心配かけたな(オカン) 」「こたつでまったり(ミカン) 」など、「(○カン)」の形に変えてまで大喜利をやっているのには笑ってしまいました。
それにしても、野球の監督の発言そのものではなく、補われた「(アカン)」の部分だけがネタとして派生していくのは面白いですね。
「〜〜()」という語尾にカッコを使う言葉遣いは、淫夢語録の派生ネタの多さにも通じるところがあります。
木村すらいむ(@kimu3_slime)でした。ではでは。
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