どうも、木村(@kimu3_slime)です。
最近、Twitterで「この中に〜はいるか 連れて行け」という言葉をよく見かけます。
気になったので、その元ネタ・初出を調べてみました。
「この中に〜はいるか 連れて行け」の元ネタ・初出
「この中に〜はいるか 連れて行け」の元ネタ・初出となったのは、「プログラマー狩り」と呼ばれる大喜利と言えるでしょう。
これは2012年、2014年、2017年と定期的に流行っています。
その国では大規模なプログラマ狩りが行われていた…「お前はプログラマか?」「いいえ」「では10数えろ」「はい、0,1,2,3,4,5,6,7,8,9」「こいつはプログラマだ!ひっ捕らえろー!」
— なが3 (@naga3) December 14, 2012
現在の形のテンプレート、#プログラマー狩りというハッシュタグが生まれたのは2014年ですね。
「ここにプログラマーは居るか」
ABC「居ません」
「そうか、なら良い、ところで『ユニーク』ってどんな意味だ?」
A「センスのある」
B「独特の」
C「一意の」
「Cを連れて行け」
C「うわあぁぁ」#プログラマー狩り— ぷらんと (@EGGPraNt_hev7) November 13, 2014
参考:#プログラマー狩り until:2014-11-15 – Twitter検索
2017年10月のツイートは1万RT以上され、現在までいたる派生ネタを引き起こしています。
「ここにプログラマーは居るか」
ABC「いません。」
「ならば、次の文のおかしな点を答えろ。」
「I am a pen.」
A「英語わかんないよぉ…ふぇぇ…」
B「私がペンなのはおかしい。」
C「全角スペース。」— トコ侍@アキネコ (@ida1ten0) October 9, 2017
参考:#プログラマー狩り #プログラマ狩り タグ2つ用意する時点で隠しきれぬ職業臭 100いいね以上まとめ – Togetter
いずれにせよ、「プログラマーと一般人の違い、プログラマーにしかわからないネタ」を混ぜ込んでいく大喜利になっていますね。
「ここに◯◯はいるか?」
ABC「いません」
A「普通の答え」
B「普通の答え」
C「◯◯を知っている答え」
「いたぞ、連れて行け」
これが共通するテンプレですね。細部は改変されることが多いです。
2014年のブームのときは、#音ゲーマー狩りが#プログラマー狩りに先行しています。
https://twitter.com/dogmadd5/status/530315644080640002
参考:#音ゲーマー狩り until:2014-11-07 – Twitter検索
まとめると、
2012年:「その国では大規模なプログラマ狩りが行われていた…」コピペが生まれる
2014年:#音ゲーマー狩り、#プログラマー狩りのハッシュタグが生まれて流行る
2017年10月:再度「#音ゲーマー狩り、#プログラマー狩り」が発掘され、一般化する
という流れですね。
プログラマーや音ゲーマーは、一般の人には通じないあるあるネタを持っていて、Twitterでも彼ら同士の連携は強いです。そのため、ハッシュタグを使ったネタがその内部で流行っていたのでしょう。
流行った結果、「プログラミング・音ゲームという中身を入れ替えれば他のコピペも作れるのでは?」と気づく人も出てきて、改変ネタが広がったのだと思います。
木村すらいむ(@kimu3_slime)でした。ではでは。
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