どうも、木村(@kimu3_slime)です。
2008-9年にニコニコ動画で「伯方の塩(はかたのしお)」MADがブームになりました。2010年代になってもその人気は続き、ひとつのジャンルとして定着しています。
[nicodo]sm27129789[/nicodo]「伯方の塩」MADの元ネタ・ブームのきっかけはなんだったのでしょうか? 派生キャラである伯方さんを含め解説しますね。
伯方の塩とは
画像引用:「伯方の塩」の想い
伯方の塩は、伯方塩業株式会社が販売している塩です。CMソングを聴いたことがある人もいるのではないでしょうか。
伯方の塩の特徴は、海水中の成分を生かしたにがりをほどよく残していること。
ちなみに、伯方という名前は、瀬戸内海にある島「伯方島」から来ています。「博多の塩」ではないわけです。
伯方の塩MADはなぜ流行ったか?
伯方の塩がニコニコ動画にアップされたのは、2007年6月5日「伯方の塩」でした。
この時点で、3秒間のフレーズ「は!か!た!の!しお!」を繰り返し使い、6文字ぴったりの言葉に無理やり合わせるネタが生まれています。「ごりおし」ならぬ、「ごりしお」とも。
そう、ごりおしが伯方の塩MADの特徴であり、流行った理由なのです。だって素材が3秒しかない深刻な素材不足なのですから。そうすると、他の素材と組み合わせてねじ込むしかありませんね。
[nicodo]sm1815369[/nicodo] [nicodo]sm3759500[/nicodo] [nicodo]sm3712805[/nicodo]どの伸びた作品も、伯方の塩のみで動画を作らず(難しい)、歌や音楽などを外から引っ張ってきて、その一部分に「は!か!た!の!しお!」をすり込むという形で作られています。
2009年1月には、「伯方の塩ランキング 2008」まで作られました。これにて、ひとつのジャンルが生まれたと言えるでしょう。
[nicodo]sm5830611[/nicodo]
伯方さん
「伯方の塩」MADが面白いのは、伯方さんというオリジナルキャラクターが生まれていることです。はしたないはいてない……。
もともとは、ニコニコ大百科「伯方の塩について語るスレ」で生まれたものです。
画像引用:伯方の塩について語るスレ
その後、このイラストを真似する人が続出し、伯方さんのイラストとして定着しました。
「伯方タン」として、モノを萌えキャラとして擬人化するのは、にちゃんねる時代・OSたんなどを思い出す懐かしいノリですね。(参考:OSたん – Wikipedia)
[nicodo]sm6799004[/nicodo] [nicodo]sm8296955[/nicodo] [nicodo]sm11099208[/nicodo]
たった3秒・6文字のフレーズがきっかけで、数多くのMADが生まれ、萌えキャラクターまで生まれると誰が想像できるだろうか……? 6文字の奇跡としか言いようがない。
伯方の塩のように、音素材とイラストの組み合わせがどんどん作られていくのは面白いですね!
木村すらいむ(@kimu3_slime)でした。ではでは。
伯方の塩やっすい