どうも、木村(@kimu3_slime)です。
2017年12月から、バーチャルYoutuberが大きく注目を集めています。
チャンネル・動画・Twitterを見ていても、運営者・企画者の情報がなくて母体がわからないのが現状。コラボやタイアップの申し込みもやりにくそうです。
今回は、バーチャルYoutuberトップ5人、キズナアイ、ミライアカリ、輝夜月、シロ、のじゃロリおじさんの運営会社・企業をわかる範囲で調べてみました。
注意:正式な公表情報のないこともあり、推測の情報も含まれます。この記事に書いてあることが信用できるかどうかは、読者ご自身でもお確かめください。
バーチャルYoutuberトップ5人の運営会社
個人でやるのは非常に難しい
大前提として、バーチャルYoutuberを個人でやるのは非常に難しいです。
- 3Dモデル作れる(デザイン、モデリング)
- モーションキャプチャできる環境がある
- 声を当てれる
- 動画編集できる
- 企画ができる
この多様なスキルを持った人間は稀でしょう。複数人で分担してやるのが自然かと思います。
声優さんが技術に明るくない人ならば、3Dモデルは作れないでしょうし、それでYoutuberをやろうと思いつかないはずです。その時点で、協力者がいると考えるのは当たり前でしょう。
というわけで、バーチャルYoutuberはグループで行われ、運営会社があると考える方が普通かと思います(例外もいますが。)。特にVR市場の成長性に目をつけたベンチャー企業である可能性が高いですね。
キズナアイ
キズナアイさんのホームページがあります。コラボ・タイアップの問い合わせはこちらからできますね。
しかし、運営会社は公表されていません。
僕は、Activ8株式会社である可能性が高いと考えています。
その根拠は、キズナアイの3Dモデルが公開された記事のソースとして、「(参考)株式会社Activ8 – プレスリリース」と書かれていることです。
キズナアイが活動を始めた月、2016年12月の情報なので、Activ8株式会社と何も関係がないわけはないでしょう。
Activ8株式会社は、2016年9月に設立された会社です。創業者は大坂武史さん。
今の主力事業はYouTubeチャンネルの企画運営だったり、それに伴う事業になります。ただこれは具体的な結果に過ぎなくて、私自身は「理想的な存在=バーチャルタレントのプロデュース」という事業だと考えています。その「バーチャルタレントのプロデュース」という事業に対して、YouTubeに代表されるインターネットメディアサービスが世界的に垣根なく相当な速度で追い風を吹かせてくれていて、ユーザーにもウケている、というイメージですね。
引用:社長に聞いてみる~「活性化」させたい!その想いで始めたバーチャルタレントとは!?~
社長へのインタビュー記事で、主力事業はYouTubeチャンネルの企画運営と語っています。
また、バーチャルタレントのプロデュースとも捉えていること、追い風を吹かせてくれていると捉えていることから、キズナアイさんのことを考えているのではないかな、と推測できますね。
activ8の公式Instagramアカウントでは、3Dキャラクター制作の実績を画像として公開しています。
顔、体、腕の長さのバランスを見ると、キズナアイを思い出す感じがしますね。(ここは僕の主観です)
ミライアカリ
動画内の情報によれば、個人(アニメ娘・エイレーン)ということになっています。
画像引用:【悲報】助けて…
2017年6月のエイレーンの動画「 【悲報】助けて…」によると、6000万借金をして新規のアニメ(ミライアカリのこと)を作ったということです。
エイレーンさんは、もともと二次元Youtuberとして活動していた人です。2017年10月にミライアカリプロジェクトが始動するのと同時に、チャンネル名からエイレーンが消えました。新プロジェクトでは、エイレーンさんはシナリオを担当するという設定になっています。
ところが、2018年に入ってから、ミライアカリプロジェクトは株式会社DUOによって運営されているのではないかという説が浮上してきました。
2017/03/13追記:
株式会社DUOがミライアカリプロジェクトの動画制作・配信を行っていることが明らかになりました。
株式会社DUOは、2015年9月に設立された会社。代表は塚本大地さん。
会社のミッションは『「見えない理想」を形に変えて未知の出会いを創出する。』
これまでは、スロパチステーションというYoutubeチャンネル・アプリを主要事業としていました。
2017年8月からVR事業を手がけ、ミライアカリチャンネルを運営していますね。
画像引用:株式会社DUO
輝夜月
輝夜月さんと、AOちゃん(1号、2号、3号)のグループで運営しています。
AOちゃんは輝夜月の活動をお手伝いする集団で、ブレーンとして活動を支える1号、動画制作を行う2号、そしてSNSでの情報収集などを担当する3号からなるユニットだそうだ(もちろん輝夜月のアカウントは月ちゃん本人が使用している)。
引用:輝夜月、世界初インタビュー 「生身のYouTuberとは“次元が違う”」 – KAI-YOU
法人化しているかどうか(会社になっているかどうか)は不明。
輝夜月さんはAOちゃんのことをボスと呼んでいますね。
https://twitter.com/_KaguyaLuna/status/951115078568259584
https://twitter.com/AHOAOAHO/status/953811605019549701
https://twitter.com/_KaguyaLuna/status/953280727046529025
難しい話があるときは、輝夜月さん本人よりもボス(@AHOAOAHO)に相談した方が話が早そうです。
シロ
次に紹介するのじゃロリおじさんと合わせ、運営情報がクリーンなバーチャルYoutuberかと思います。
運営会社は、株式会社アップランド(APP LAND)です。創業者は宗像秀明さんで、設立は2007年。
シロの活動告知ページは「バーチャル界のアイドルを目指す電脳少女YouTuber”シロ”のYouTubeチャンネル及びTwitterアカウントを開設」。
頭が馬の男性バーチャルYoutuber「ばあちゃる」も、アップランドが運営しています。
会社のキーフレーズは「新しい時代、可能性への挑戦」、主な事業はスマートフォンアプリ事業。
画像引用:サービス一覧 – APP LAND
ゲーム、ニュース、ポータルアプリと手がけているジャンルは多様ですね。
バーチャルYoutuber勉強会を開催し、バーチャルYoutuberビジネス・技術についてオープンな様子。
参考:バーチャルYouTuberだけど、シロちゃんの秘密を探りに「第1回バーチャル YouTuber 勉強会」に行ってきた! – バーチャル美少女ねむの人類美少女計画
のじゃロリおじさん
ねこますさん、個人です。
3Dモデル作れる(デザイン、モデリング)、モーションキャプチャできる環境がある、声を当てれる、動画編集できる、企画ができる。これらの能力をすべてもった稀有な例ですね。
公式ホームページのQ&Aでは、3DモデルやVRchatについて解説しており、その技術力は本物でしょう。
活動開始時点では、コンビニでバイトをしながら動画を作っていたそうです。
参考:なぜオッサンはかわいいに憧れるのか 「バーチャルのじゃロリ狐娘YouTuberおじさん」独占インタビュー(前編) – PANORA
現在は「3D・VR関連の企業様から内定を頂」いたので、そちらで働いているのでしょう。
とはいえ、けもみみVRちゃんねるは企業に譲渡されたということはなく、普通に個人として活動が続いているようですね。
僕は、バーチャルYoutuberの方々は、もし運営企業があるならばそれを明かしてほしいなと思います。
運営情報をクリアにした方が、今後の炎上リスクが減り、バーチャルYoutuber活動がより持続性をもったものになるからです。失敗したときにこっそり逃げるなら、隠したまんまでも良いんですけどね。
それに、コラボ・タイアップもやりやすくなりそうですしね!
木村すらいむ(@kimu3_slime)でした。ではでは。
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