喧嘩動画「拳で語る21歳陰キャ」の元ネタ・初出は？

どうも、木村（@kimu3_slime）です。

最近、Twitterやニコニコ動画で「拳で語る21歳陰キャ」というフレーズ・動画をよく目にします。

気になったので、その初出・元ネタを調べてみました。（流行っている動画だけ見るならこちら）

「拳で語る21歳陰キャ」の初出・元ネタ

初出・元ネタとなったのは、9月21日の次のツイート・喧嘩動画です。

https://twitter.com/DYGD9jVhDWESPgo/status/910852718960418816

https://twitter.com/masaharu12100/status/910886954811584512

https://twitter.com/FearRLC/status/910918934353735680

状況はおそらくこうです。

中学生と思われる人たちと、通りがかりの男が喧嘩しています。

中学生が公園の外にボールを投げてしまい、それを男が投げ返そうとしたら、失敗してどこかへ行ってしまった。ボールをどちらが取りに行くか？　それがいざこざのきっかけです。

中学生側は「投げて失敗したお前が取りに行け」、男側は「自分のボールだからお前たちが取りに行け」と譲りません。

そして男は抵抗します。どうやって？　拳をグーでパチンとカチ合わせ、「拳で」というわけです。

中学生たちが少し後ずさりして「君たち何年生？」と聞くと、再び拳をぶつけて「21歳！！」と叫びます。カッコイ……

セリフの詳細・文字起こしは、ニコニコ大百科の掲示板が参考になります。

元はただの喧嘩動画ですが、この男の方のキャラが立っている、拳で語っているポーズが面白カッコイイということで拡散されていきます。

9月22日11:00には、ニコニコ動画へ動画が転載されました。

タイトルはにちゃんねる風で「21歳の陰キャが厨房に喧嘩売った結果ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」、ここで陰キャという設定が付加されていますね。

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その後この動画をさらに拡散させたきっかけは、次の加工動画でしょう。

拳を弾き、まるでドラゴンボールのようなエフェクトと効果音が出るんです。

手を鳴らした瞬間空気の波動を利用し素早い踏み込みで中学生との間合いを一瞬でゼロまで詰める21歳の強者と何が起きたか理解できず余りの恐怖で笑うしかない中学生
拳でッ…! pic.twitter.com/Kv8p58lSoc

— Gixxer (@Gixnm) September 22, 2017

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こういう10代20代の喧嘩は昔からよくあるものですが、それが（おそらく無許可で）Twitterにアップされ、ネタとして親しまれていく、というのは比較的新しい現象ですね。

2016年頃から、Twitterで撮影した面白い一般人が有名になる例は増えてきています。

中学生くらいの喧嘩がネタになっていく例としては、XXハンターも同系統でしょう。

「無許可撮影はモラル・法的にどうなの？」って問いはまああります。男だけが笑われていて、撮影した中学生（？）側の責任が問われないのはおかしいですよね。

とはいえ、喧嘩になったり、性格が厄介な人だと、動画で晒し上げられてしまうというのもまたSNS時代の事実です。

「無許可RT」のように、悪意ある攻撃・個人情報の特定が続いている状況よりは、SNS上のネタとして昇華されていく方がマシなんじゃないかと思います。

木村すらいむ（@kimu3_slime）でした。ではでは。